ギター製作家の視点
撥弦楽器製作家・田中清人の仕事、 趣味に関するブログ
2016年8月29日月曜日
今朝は異様な朝焼け そして三河名倉砥で彫刻刀を研ぐ
今朝5:30頃の空の様子
西側には大きな虹が・・
今は雨が降っています
これから仕事で使う彫刻刀を研ぐ際に
中砥ぎに三河名倉砥、3種類を使ってみました
まず最初に使ったのは
三河名倉の中では最も粗い「バン」層のもの
粒度は#600ほどでしょうか
次につかったのは「アツ」層と思われるもの
粒度は#800~1000といった感じです
そして「ボタン」層と思われるもの
かなり緻密に研ぎ上がります
別の角度で撮影
仕上砥ぎは京都・新田産巣板
かなりの硬口ですが
その割りにはよく反応します
地・刃ともにピカピカに研ぎ上がります
使った砥石群
上の仕上砥は裏砥ぎ専用として使っている
硬口の中山産仕上砥
2016年8月27日土曜日
林原美術館所蔵 職人尽絵帖
21日に篠山刀剣会のツアーで訪れた
岡山県・
林原美術館
に展示されていた
職人尽絵帖を紹介しておきます
学芸員の方に訊ねたら
この所蔵品はまだ本にはなっていない
ということでした
喜多院
や
海北友雪
のように
原色版の豪華本にでもしてくれないかな・・
と淡い望みを抱いているところ
「烏帽子Eboshi師」か・・
檜の薄板を作り、それで「三方Sanpou」や
「曲げわっぱ」を作る「檜物師Himono-shi」
刀剣の「研ぎ師」
琵琶法師
「木仏師」
「数珠師」
「竈Kamado師」か・・
「鍛冶師」
2016年8月26日金曜日
特注ギター製作の様子
今回製作しているのは
弦長640mmのモダン・タイプ
19世紀ギター、
Kiyondタイプ
(弦長635mm)
以下、サウンドホールの縁飾りを作っているところ
タイトボンドで接着
2016年8月25日木曜日
修復中の琵琶の柱を作る
絃を張り
堅めの桑材で柱Jiを作っていく
鉋は古い会津鉋
重力
寸三と
重丸
寸四
柱の側を仕上げていく
荒彫りは、これも古い
会津外丸鉋
(重道銘)
仕上げ削り
出来上がった土台に煤竹Susudakeを貼る
柱の出来上がり
この後、古色仕上げをし、冴えを取る(サワリを付ける)
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