2016年9月11日日曜日

職人絵尽 いろいろ

大正時代に刊行された版画版の
職人絵尽 を入手
この版画に取り上げられている絵は
喜多院の屏風絵と同じものですが
その中から個人的に興味を惹かれるものを
紹介してみたいと思います

まず研師

この絵はHPの天然砥石について
でも紹介しているものです

傘師

仏師

経師

扇師

弓師

数珠師

鍛冶師


刀師

刀師に描かれている動物
犬か・・

矢師

番匠(大工)




桶師

桶師に描かれている動物
犬か・・

纐纈師(こうけち師:絞り染めの絞り技法の一種・参照

纐纈師に描かれている動物
猫か・・

藁細工師



これは洛中洛外図屏風に描かれている動物
犬か・・

同じく、犬か・・


これは鶴ヶ岡職人歌合
畳差(たたみさし)師

三十二番職人歌合から表褙師(表具師)
表褙(ひょうほい)は裱褙(ひょうほえ)とも呼ぶらしい

大鋸(おが)師


松崎天神縁起から番匠師(大工)



略画職人尽 から三味線を作っているところ
楽器師か・・

色刷りのもの
部分転載

硯師と思われる図

壁塗師と車師と思われる図

檜皮葺(ひはだぶき)師と
大工と思われる図

版彫師と思われる図

轆轤(ろくろ)師と指物(さしもの)師と
思われる図


2016年9月10日土曜日

2台の特注ギター 製作状況

ヘッドの加工


糸巻きの仮収め



ボディとネックを組上げ接着



ライニング材(接着代Shiro)を作る

荒削りに使ったのは
先般手に入れた古い会津鉋


刃を砥ぎ上げて、台に収めた後3日間
仕事でかなり荒い使い方を行って来たため
刃先はさすがに白く磨耗しているものの
まだ切れは止んでおらず、削り込みは鋭い
これは優れた刃物の特長でもある

仕上げ削りに使ったのは
これも古い会津鉋、重明・寸六



厚みが揃ったら、幅を揃えていく


そして、片面の一方を面取りする





幅を減らす際には、場合によっては
このように小刀を使う
このときに刃物の切れが軽いと大変助かる
使っている小刀は先日手に入れた天水銘のもの

形状が仕上がったら
次は

蛇腹挽き

出来上がり

そして接着