2017年1月17日火曜日

木材の挽き割り ガガリ鋸と窓鋸

楽器用の木材を挽き割る場合
材を無駄なく使う場合は
ガガリ鋸Gagari-Nokoを使っている


鋸歯のアサリ(挽き幅)が
約1mmと狭いので
挽き落とした材も使う場合に有利
木材を無駄なく使うことができる
材はホンジュラス産セドロ材

このガガリ鋸は古い伏見鋸
銘は谷口清三郎


挽き痕が滑らかななので
後の鉋かけが楽



端材で

久しぶりにオブジェを作ってみた


同じく7cm幅のセドロ材を
挽き割る場合は
尺二サイズの窓鋸Mado-Noko
(刃渡り約36cm)を使い
このように材を立てて挽いている


両側から挽き、もう少しで挽き終わる状態
窓鋸は木の伐採で主に使われるので
歯のアサリ(挽き幅)がかなり広く
乾燥材を挽く場合はアサリを狭くした方が
滑らかに挽くことができ
挽き痕も乱れが少ない

上は一尺窓鋸(刃渡り約30cm)
下は尺二窓鋸(刃渡り約36cm)
材は尺二窓鋸で挽いたもの


このような材を挽く場合は
一尺ものが挽きやすい


この材は幅が5cm程度なので
このように斜め挽きした方が楽に挽ける



両側から斜め挽きした後
最後は材を立てて挽き終える



2017年1月16日月曜日

篠山は雪、また雪


夜降り続いた雪は今朝になっても
この状態

昨日のカエルも

さらに・・かまくら状態・・

これはオマケ
リンゴの傷が鼻に見えたので、つい・・

昼間は晴れ間もあったのですが
日が暮れると、また降り始めました


近所の様子


道路の積雪は40cm以上はある

2017年1月15日日曜日

ここ丹波篠山も大雪

今日の積雪は平地で30cm以上
ここ篠山では珍しい大雪です
十数年ぶりでしょうか・・

ご近所さん

工房入り口のカエルの置物
じっとガマンしているようにも見える・・

屋根の雪下ろしと除雪もたいへん・・

2017年1月14日土曜日

修復の琵琶に絃を張る

出来上がった木地の糸巻きに

色付けを行い

ニス仕上げ

糸巻きの先端に兎眼Toganを入れる



小さくなったものは
ハンディバイスで挟んで加工


そして絃を張り、出来上がり

あとは撥を作って完成



2017年1月11日水曜日

工房の様子 指板とネックを仕上げる

指板を仕上げる前に
大まかにネック部分を削る

この小刀は左久作さんに
鍛えてもらったもの(参照

これは古い会津刃物
重春銘の銑Senから自作した小刀(参照


この薄ノミは東京鑿協同組合のマークが
刻印された弘正(身幅18mm)
刃はヤスキ鋼の青紙と思われ
焼き入れは甘めで砥ぎ易く、切れは軽い

大まかにネックを成形した後
指板を仕上げる
鉋は粉末ハイス鉋(身幅50mm)






この後、サンドペーパーで最終仕上げを行う