2023年3月27日月曜日

モーツァルト そしてギター

モーツァルトが子供の頃の驚きの音楽的才能はよく知られていますが、10才のときにフランス・パリのコンチ公の館に招かれた際の絵にはチェンバロを弾くモーツァルトの横でギターを弾いている人物も描かれています。


モーツァルトの義兄ランゲが描いたモーツァルトの肖像。モーツァルト33歳頃、モーツァルトは35歳で亡くなっている。

7歳頃の肖像画

父レオポルトと
姉ナンネルとの合奏の様子
父はヴァイオリン教師でした。

7歳頃のモーツァルトは
父の意向で家族でヨーロッパ
各地を旅行し
天才ぶりを発揮した。
その時の様子が当時の新聞、文芸通信誌に掲載されていて、それによると、モーツァルトは鍵盤楽器のどんな難曲でも初見で正確に演奏し、即興演奏では1時間でも楽譜なしで次々に演奏することができたそうです。

1766年8月、モーツァルト10才のときに
二度目のヨーロッパ旅行で招かれた
パリのコンチ公邸でのイギリス風茶会の様子

ここでもモーツァルトの
演奏が披露された。
この絵は合奏か・・
描かれているギターに
興味を惹かれる

このギターは糸巻きがヘッドの片側に3本のように見える。ということは、このギターは複弦5コースのバロックギターではなく、6単弦なのだろうか。この頃のギターは5コース複弦から6単弦に移行する時期とされていて、ヘッドとブリッジが改造されて複弦が単弦にされたギターも散見される。この絵の画像の画質が粗く、弦の数など細かいところが確認できないのがもどかしい・・どなたかこの絵の詳細をご存知の方、ぜひご教示願います。

たいへんありがたいことに
コメントを下さった方が
画像処理をして下さいました
これを見ると
弦は単弦で5本のようで
ヘッド低音側の糸巻きは
3個あるように見えます
また、弾いている人物が
左手でつまんでいるところも
謎めいています・・

これはモノクロ印刷を
撮影したもの

こんな画像がありました


弦は5本のように見えます


2023年3月24日金曜日

太田胃散 オオタニさ~ん


ペッパーミルに

 
オオタイサンを入れて
回したら

オオタニさ~ん
という音が出る
そんな商品を開発してほしい

こちらは工房裏
雨に濡れたモルタル面に
目玉のようなものがあったので
木片で鼻と口を付けてみた

2023年3月23日木曜日

イタリア映画 そして遠赤外線

久しぶりの映画

 

神戸国際会館

イタリア映画
「丘の上の本やさん」

こちらは工房の様子
40年ほど寝かせた
ドイツスプルース

矧ぎ付け接着の前の
遠赤外線ヒーターで強制乾燥
昔は太陽光でやっていました

2023年3月19日日曜日

19世紀ギター ピンブリッジ弦結び

ピンブリッジ19世紀ギターの
ピンの抜き方
そして、弦の結び方を紹介



動画で使った道具
右端のペンチは
市販品の先端部を

このように
弦に傷が付きにくいように
ミニ・グラインダーで
研磨しています

以下、結び方




6弦は1回結びだけ

5弦と3弦は
片蝶結びをし
端の余分を輪に通しておく
こうすることで
弦の先端が
ブリッジ内部に触れず
雑音を防ぐことができる
4弦と2弦は動画のように
輪を2つ作って
片蝶結びをする
そして1弦は輪を
3つ作って片蝶結び

2023年3月18日土曜日

金属装身具いろいろ


インターネット上で
目にした古代の金属加工品
どこの国だろう・・
ということで

世界のシルバー装身具が
紹介された本を
参考にしてみたら

アフリカ、スーダンで
作られているものに
似た雰囲気のものがあった

他にもいろいろありますね