2023年4月16日日曜日

室生犀星と朝井閑右衛門 そしてルオー


これは朝井閑右衛門が
1962年に描いた室生犀星
この作品は1962年に
所属している団体の展示会に
出展されたときには
タイトルは「われはうたへど」
となっていたが
1976年に同展に
出された際には
タイトルは「晩年の室生犀星」
とされている

これは1961年に撮影された
室生犀星
おそらく朝井閑右衛門は
この写真を参考にして
上の絵を描いたのでは
ないだろうか

これは室生犀星の著書で
1962年に出版されたもの
題字は先日紹介した
版画家の畦地梅太郎
書いたもの

上の著書に掲載されている
室生犀星の写真

不思議なことに
1915年にルオーが描いた
この人物画が
上の写真に似ている・・
おもしろい

これは朝井閑右衛門が描いた
不動明王

そしてこれは
中村正義が描いたもの
これを比べて見ると
また面白い

これは昨日黒檀で台を作った
サヌカイトの破片


上のサヌカイトから
作った石器

飾り台に乗せたサヌカイトは
中村正義が描いた山に
雰囲気が似ているような
気がする

こちらは有元容子さんが
描いた山の絵
これにも雰囲気が似ている
いろいろと面白い

2023年4月14日金曜日

工房の様子 黒蝶貝象嵌

工房の様子


モダン・タイプ響板接着

19世紀ギター
Laprevotte タイプ

こちらは先日紹介した
修復中の古い楽器
ヘッドには風景画のような
模様が出ている
黒蝶貝を象嵌
コンスタブルの風景画のよう






コンスタブルの風景画


2023年4月12日水曜日

工房の様子 力木接着


製作中の19世紀ギター
Laprevotte タイプ
力木接着


そしてヘッドの挽き出し


弦長650mm の裏板

同時に進めている
ミラネーゼの修復

指板に象嵌された貝を
再度嵌め込むため
嵌め込み箇所を
削っているところ
小さな彫刻刀は
糸鋸の刃を加工して
自作したもの

出来上がり


加工に使った小さな彫刻刀
左から二番目の平刀は
刃幅0.8mmで、これは
細いヤスリを焼き戻して
自作したもの

2023年4月9日日曜日

屏風絵 絵巻 版画

 
版画家、畦地梅太郎の版画
何とも言えない魅力がある


こちらは古い小屏風に
印刷の蒔絵を貼ってみた



破れて穴が開いたところには
小さな菩薩を・・

こちらは野菜のオッサン

2023年4月8日土曜日

工房の様子 サウンドホール


これから製作に取りかかる
19世紀ギター
弦長630mm

楕円形のサウンドホールを
小さな回し挽き鋸で切り抜く



次に小さな繰小刀で
整える


サンドペーパーで仕上げ