2023年11月2日木曜日

挟軾完成 そして職人絵

平安時代の挟軾
kyoshoku
出来上がりました

こちらは江戸時代初期に
描かれた職人絵
番匠(現在の大工)


台鉋も描かれている
右端は罫引(ケビキ)で
左は鑿(ノミ)だろうか



こちらも江戸時代初期に
描かれた職人絵、鍛冶師
絵師は岩佐又兵衛

岩佐又兵衛の息子
勝重が描いたもの


そして岩佐又兵衛が描いた琵琶
柱 ji が三つしかない・・
かなり適当ですね

2023年10月30日月曜日

謎の被写体 そして琵琶文字絵

 

スマホに写っていた
謎の被写体
全く写した覚えなし

江戸時代中期の絵師
富川房信が描いた文字絵弁財天
絵の文字は「びわほし(琵琶法師)
へんざい天(弁財天)」
添え句は「琵琶の音は 
べれんべんてん 糸桜」

こちらは猫じゃらし

そしてヤジロベエ

先日紹介した端材オブジェ
クジラのやじろべえ

紫檀材で細い丸棒を
作っていく




出来上がり

2023年10月26日木曜日

縦挽き鋸いろいろ そして栞と本

 

偶然の産物
栞と本

西アジアの壁画

ハープの装飾


こちらは先日紹介した
複目縦挽き鋸
刃渡り一尺(30cm)
厚めのセドロ材を挽いてみた

挽きは軽く
挽き痕も滑らか





こういった作業に
いつも使っているガガリ鋸

早く挽くことができるが
刃が荒い分挽きは重い





複目縦挽き鋸で
緻密な材質のメープル材を
挽いてみた

思ったより早く挽くことができ
挽き痕はやはり滑らか


紫檀材の小片を挽いた状態

紫檀材にも威力を発揮してくれた

厚めのセドロ材を
一尺窓鋸で挽いた画像



さすがに挽きは早い

セドロ材の端材で作ったオブジェ
クジラのやじろべえ

江戸時代に描かれた
ヤジロベエ

2023年10月21日土曜日

挟軾作り そしてターナーと有元利夫

 

平安時代の挟軾kyoshoku作り
脚部の加工
三種類の反り鉋で削る
二種類の反り鉋削り



脚部台の加工

薄鑿nomi削り

内丸彫刻刀

こちらは
ターナーと有元利夫の評伝
読み比べると
いろいろ興味深い







因みに、有元利夫は
バロック音楽に傾倒し
自身リコーダーを吹いたり
作曲をしたりしていたが
ターナーは音楽的才能は
全くなかったそうだ

有元利夫作「出現」

ターナーの作品
上の有元作品と
同じ雰囲気を感じる