2024年1月3日水曜日

神社探訪 熊按神社

近くにありながら
まだ訪れていない神社を探索
延喜式内社の熊按kumakura神社
説明板によると創建は1000年以上前
とされ、元々は熊野神社だったもの
と思われ、熊野の野の字の草書体が
按と間違われたらしい


が、くずし字辞典を見てみると
野と按は間違えようがないように
思われるのですが・・



社殿は江戸時代末に建てられたもので

彫り物はかの中井権次一統
一人である橘正次

手水舎の脇には句碑が置かれていた
「雲わきて 月けし覗く しぐれ哉」
でしょうか
誰の俳句だろう・・

2024年1月1日月曜日

謹賀新年 空中斎赤楽茶碗

新年おめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます




日の出のように見えるものは

実はこの赤楽茶碗を
逆さまにしてトリミングしたもの
作者は江戸時代初め頃の人
乾山が極めを付けた空中斎
(本阿弥光甫)の作品

2023年12月30日土曜日

小振りの刃物研ぎ そして太鼓を叩く天使

 

小振りの刃物研ぎ14丁


こちらは古いイタリアの土産物
太鼓を叩く天使

こういった絵も
15世紀に描かれている

日本で言えば
雲中供養菩薩のようなものか・・




謎解き鳥獣戯画なる本を買ってみた
新潮社のトンボの本は内容はいいのに
装丁が自分の趣味に合わないので
いつも買うかどうか迷う
今度のものもカバーが気に
入らないので外したが
トンボの本は中身の表紙も
殺風景なので・・自分で書いた

見返し部分

12世紀〜13世紀に描かれたとされる
鳥獣戯画は甲乙丙丁と四巻あり
甲巻きが有名だが
他の巻きもいろいろ興味深い
甲巻きと丙巻きに描かれている
カエルは作者が違うような気がする


乙巻きにはこのようなものも
描かれている


因みに、この猫は
レンブラントが描いたもの
餌の器には骨しか入ってないせいか
機嫌が悪そう・・

2023年12月26日火曜日

18世紀マンドリン修復 薩摩琵琶の柱交換


修理依頼を受けた薩摩琵琶
柱juを取り換える


こちらは
18世紀マンドリンの修復
貝装飾の欠落部品を
糸鋸で挽き出したところ



このように象嵌する

嵌め込み完了

以前修理された
フレット位置がズレているので
この部品の表板を再度取り換え
黒檀フレットで17フレットまで
延長する

2023年12月23日土曜日

ツバメの巣と天蚕の繭 そしてフジコ・ヘミングさんの絵

 

ご近所さんから
ツバメの巣を貰った


これは天蚕tensanの繭
突風で飛んできた 


工房に飾った

そしてこれは
ピアニスト、フジコ・ヘミングさんの絵
自身のコンサートのポスターに
使われている
父は画家であり、建築家でもあった
スウェーデン人
母親は日本人ピアニスト
ベルリン生まれで、今年91歳
瑞々しい感性が溢れている