2017年4月25日火曜日

森龍次商店 新入荷仕上砥

森砥石さんが
試し研ぎのため、新たに入荷した天然仕上砥石を
持って来られました

まず、これですが京都大平産の
美しい紅色の蓮華模様が入っている巣板


裏面の様子

両側の様子

カチリとした硬さですが、研ぎ感は滑らか
菖蒲産かと思うような心地よい研ぎ感です
ご覧のように真っ黒い砥ぎ汁が出て
強い研磨力があります

研ぎ上がりは、硬さの割りには
地鉄Jiganeに荒めの砥ぎ傷が付く
大平産独特の研ぎ上がりです
その分、研磨力があります

鋼Haganeはピカリと光る程度に研ぎ上がります
研いだ鉋は寸八サイズ、鋼は炭素鋼系

試し研ぎの前は
この丹波産青砥で研ぎました
以下、同様です

青砥の砥ぎ傷
やや硬めの石質です

次の仕上砥は産地不明のもの
以前、こちらで紹介した柿山砥のような
雰囲気があります




研いだ感じもよく似ています

研ぎ上がりは、砥ぎ面の濃い色の斑点が
地鉄に当っているのかムラがあります

ムラは鋼には及んでいないので
仕上砥ぎ中継ぎ用としては使えると思います


次は、これも産地不明ですが
一見、京都梅ヶ畑の中山産のような雰囲気があります

手触りはややザラついた荒めの石質に感じます

裏面の様子
汚れが付着し、かなり古そうな雰囲気です

両側の様子
手挽きの跡が見られます
やはり、かなり古いもののようです

研いでみて驚きました
硬さは中庸ですが、中山産独特の
サリサリとした研ぎ感が強烈です
そして、強烈な研磨力

全体に仕上砥としては荒さを感じますが
粒度がよく揃っていて
整然と美しく研ぎ上がっています

青砥の後、30秒ほどでこの状態・・
まったく驚かされる・・
地・刃ともに微塵に美しく曇っていますが
鋼はピカリと光る程度に研ぎ上がり
地鉄の肌模様も現れています
不思議な研ぎ上がりです・・


次は大平産の戸前



立派なサイズです

程よい硬さで研ぎ易く
大平産独特の滑らかな研ぎ感です

研ぎ上がりも西の山の戸前独特の状態です


以上、サイズ、価格など詳しくは
森龍次商店までお問い合わせ下さい

最後に、これは森さんの地元
京都亀岡、神前Kouzaki産の戸前
これは商品ではなく
先般、森さんの近くにオープンした
寄贈されるものだそうです




2017年4月24日月曜日

平家琵琶の腹板を仕上げる

製作中の平家琵琶の腹板(響板)の
半月と陰月を開けていく

ドリルで下穴を開けた後
回し挽き鋸で切り抜いているところ
歯磨きをしているピノッキオではありません・・


端材はアンモナイトと一緒に置いても
違和感がない・・?


そして小刀で仕上げていく


半月を仕上げたところ
以前UPしたYouTube動画

陰月は平家琵琶の作法に適うように加工
せんべいを食べているピノッキオではありません・・


助けてくれた道具たち