2019年11月26日火曜日

試し研ぎを依頼された天然砥石

天然砥石の試し研ぎを
依頼されましたので
以下紹介しておきたいと
思います

これは丹波産青砥(中砥)

京都梅ケ畑中山産の仕上砥石

左は産地不明の仕上砥石
右は梅ケ畑尾崎産仕上砥
試し研ぎとして
寸八鉋を研いだ動画を
YouTubeにUPしました

動画で最初に使ったのは


次に使ったのは
粒度は研承1000と
同程度ですが

鋼haganeに付く研ぎ傷は
かなり浅いので

次に使った
試し研ぎとして預かった
硬口の丹波産青砥でも
大丈夫です
この青砥はかなり硬く
そのままでは反応しないので
目起こしをして
研ぎ進めました

かなり緻密に研ぎ上がります

そして仕上研ぎ
いきなり試し研ぎで預かった
中山産では
中砥の傷を消すには
時間がかかるので
手持ちのやや柔らかめの
巣板を使いました

鋼の中砥の研ぎ傷は
消えています


次に試し研ぎで預かった
中山産の黄板

巣板の研ぎ傷がさらに
緻密になりました

鋼は鏡面に研ぎ上がり
地鉄jiganeはやや曇ります
私が仕事で使う分には
これで充分ですが

さらに硬口の中山産で研ぐと


地鉄もかなり冴えました

次に使った産地不明の仕上砥
かなりの硬口で
反応が鈍い石質です
砥当たりも粗い感じを
受けます

研ぎ上がりは
地鉄が曇り、斑muraに
なっています

硬い割には粗い研ぎ傷が
付いています

次に名倉(共名倉)をかけて
研いでみました

結果は同様です


そして最後に尾崎産の
環巻kan入り仕上砥
研ぎ感は滑らかですが
これも硬い割には
研ぎ傷は粗めです

地鉄は緻密に曇る感じです

鋼はかなり緻密に
研ぎ上がっています
うまく使えば
最終仕上げ用として
使えると思います


名倉をかけると曇りが
深くなります


研いだ鉋は光弘銘寸八
炭素鋼で地鉄は
チェーン鉄と思われます


使った砥石





2019年11月25日月曜日

端材のオブジェ コラボ展示の様子

11月23日、24日に行われた
コラボ展示会の様子


会場近くでは美しい落ち葉が・・


展示の様子



















2019年11月22日金曜日

いよいよ明日からです そして工房の様子


いよいよ明日からです
お近くの方、ぜひ!



こちらは工房の様子
修復中の19世紀ギター
響板の割れ部分に
埋め木をし、そこに色付け
そしてセラック・ニス塗り

埋め木をした状態

埋め木部分を
平に削り

色付けをした後
セラック・ニスを塗る
YouTube動画ご覧下さい

完了

2019年11月21日木曜日

しっかり合成 写真

9月に撮影してもらった写真に
自作のギターを合成

サルノコシカケの上に・・

以下は合成ではありません

右は但馬彫刻の名工
故・石田えいじさんの作品
2000年作