昔の日原大工の棟梁が使っていた
千代鶴是秀作と思われる藤四郎銘組鑿の内
一寸(刃幅約3cm)追入ノミを研ぎ上げました
鎬はこれ以上攻めることは止めておきました
今回は前回と少し違った砥石を使ってみたところ
刃先は問題なく仕上がりました
参考までにこれは前回研いだ寸二の刃先
細かい乱れがあります
これはおそらく途中で使った硬めの青砥が原因と思われます
目起こしをする砥石をもっと粒度の細かいものにすると
もしかしたら大丈夫かもしれません・・
今回使った砥石
上段左から、いつものシャプトン「刃の黒幕」#320
次に福井県産浄教寺じょうけんじ赤砥(粒度約#800)
右端は丹波亀岡・岡花産青砥(やや硬めで粒度は約#1200)
次に使ったのは下段左端、群馬県産沼田砥
通称、瓢箪ひょうたん沼田、粒度#2000以上
右の2丁は仕上砥で前回使ったものと同じです
左は中継ぎの京都亀岡・丸尾山産「黒蓮華巣板」
右は最終仕上げに使った京都亀岡・一本松産戸前