一尺(刃渡り約30cm)窓鋸を手に入れました
生木の伐採用として目立てがなされているのか
こちらで使うには刃のアサリ(切り幅)が
広すぎたので、自分でアサリを狭くしました
素人作業なので案の定
刃を2本折ってしまいましたが
先端と元端部分なので
大勢に影響はないでしょう・・
鋼は安来(やすぎ)鋼・黄紙だということです
アサリを狭くしたので
たいへん挽き易くなりました
挽き肌もまあまあといったところでしょうか・・
挽き幅(アサリ幅)は約1,6mm
窓鋸は縦挽きでも横挽きでも使え
特に斜め挽きに威力を発揮します
ここ丹波篠山では
アジサイがようやく満開となりました
工房の入り口に置いている
私の肥しの一部を紹介・・
石仏の欠片ですが
なかなかのものです
彫刻をするときのよい参考となります
こちらは塼仏(せんぶつ)
時代は判然としませんが
これはおそらく木の型で作られたものだと
思われますが、この型を作った人を尊敬します
他にもいろいろとありますが
こうして改めて見てみると
石のものが多いですね・・
台に挿げました
あとは押え金を収めて
台の削り面の当たりを調整すれば出来上がり
明日さっそく仕事で使ってみます
鋼が鍛接されて素延べされた
鉄板を手に入れ
四方反り小鉋の身と刃幅10mmの
小刀を自作することにしました
鋼(はがね)は安来(やすぎ)鋼の白紙1号
白紙1号は2号よりも炭素分が多いということです
これらをヤスリやグラインダーを使って
形成した後、焼き入れを行います
紀元前4世紀の
アレクサンドロス3世が
身に付けている鎧と、およそ700年後(5世紀)の
日本の古墳に副葬されている鎧が
よく似ていることに注目
この事と、6月21日に発表された
京都の古墳から出土したガラス玉の成分が
帝政ローマのものと同じというのは
どこかで繋がっているような気がするのです
玉鋼小刀でギターのネックを
荒削りしてみました
切れ味よく、ネック削りにも充分使えます