2011年4月6日水曜日

工房の様子 玉鋼の鉋

これは半年ほど前に手に入れた
玉鋼(和鋼)が使われた古い鉋です
寸六(身巾65mm)の一枚刃ですが

これがたいへん切れ味が良く
また削り肌が美しいのです
他に持っている玉鋼鉋の
どれよりも優れています
玉鋼の鉋は研ぐのが難しいとか

研ぎ過ぎてはいけない
とか言われているようですが
この鉋は普通に研いでも
何ら問題ありません

刃口がやや広すぎるので
これは補修したいところ

今日も硬いハードメープルを
削りましたが

使い込んで刃先が白くなっている
にもかかわらず切れは軽く
削り肌は美しく仕上りました




銘は堺仁でしょうか
この銘についてご存じの方は
ぜひご教示お願い致します

2011年4月4日月曜日

丹波篠山の春 高城山のタムシバの群生

工房から300mほどの川向こうに
高城山が望めます

この時期は山に群生している
タムシバの花が一斉に咲きます

篠山は高原盆地で
この辺りは標高が300mほどあります
ですから、桜の開花は京阪神よりも
1週間ほど遅れます

早咲の桜がようやくほころび初めています
この桜は花が小さめで、葉もいっしょに
出ているので山桜の種類だと思われます

ソメイヨシノはまだまだ堅い蕾です


2011年4月2日土曜日

八重咲きの水仙

工房の裏に八重咲きの水仙が1本だけ
ポツリと咲いています
犬やネコ、そして私の通る
足元なので踏まないよう気を使います・・
これまで毎年頭を出していたのですが
花が咲くまでに犬やネコに踏まれ続け・・・
今年 やっと咲くことができました


犬やネコにとっては
花よりダンゴのようで・・



2011年3月31日木曜日

工房の様子 トーレス型Kiyondギター

今回製作するのは
トーレス型モダン・タイプ
これは特注トーレス型モダン・タイプの響板
音作りはKiyond風にということで
製作していきます

響板材は30年近く寝かせた
ヨーロッパ・スプルース


裏板は、全面にさざ波のような
美しい杢が入った
オバンコールを使います


 トーレス型モダンの補強材接着の様子


こちらは裏板


2011年3月27日日曜日

19世紀ギター ラコート・タイプ

初めて使った
裏・横板の試作品が
出来上がりました
材種不明ですが
19世紀ギターに
充分使える感触を得ました
音出しをYou TubeにUP
しました
ギタリスト










指板はスキャロップ
scallop仕上 

弦長630mm