2011年8月23日火曜日

造形物いろいろ・・

法隆寺の扉


子供の頃、福岡城跡で拾った焼物の欠片


石器いろいろ
出土品と自作のものが混じっています
国も中国、エジプト、日本とあります


工房の裏にある柿の木に
止まっている アブラゼミ


蝉を取りそこなった・・


2011年8月21日日曜日

明治十年第一回内国勧業博覧会に出品された砥石


明治10年に東京上野公園で開催された
第1回内国勧業博覧会の展示品の
砥石について書かれた解説本を紹介しておきます
この内、中砥、仕上砥と荒砥について
こちらで表にしてみました

他の画像はこちらで紹介しています
別タブ、又は別ウンドウで開くと
大きな画像を見ることができます
















2011年8月20日土曜日

畦引き鋸

  

 ヘッドの加工に、新たに手に入れた
小さな畦引き鋸を使ってみました


刃渡り3cm
この大きさのものは
あまり市販されていないので
見つけたときに買っておいたものです

ネック角度仕上の動画はこちら





畔引き鋸とは何の関係もありません・・



2011年8月13日土曜日

今日の工房


製作中の二台の特注ラプレヴォット・タイプ
昨日裏板の膨らみを仕上げ
今日は内側をくり抜く作業を主に行いました
鑿(ノミ)で荒削りをした後




四方反り鉋で鑿の削り痕を消していくのですが
これまで使っていたものに加え
新しい四方反り鉋を使い始めたら
これが切れが軽く、驚きました
上の写真はこれまで使ってきたものですが
鋼は安来鋼青紙(特殊鋼)です
今回手に入れたものは安来鋼白紙(炭素鋼)と
思われますが、ここまで切れの軽さが違うと
ちょっとこれまでのものは使う気になれません
とくに粘りの強いメープル材では
鉋の切れの違いが顕著に表れます




ということで、20年ほど前に手に入れていた
炭素鋼の古い鉋身に取り換えました
写真左はこれまで使っていたもので
台に挿(す)げているのが炭素鋼の刃
使ってみて驚き、やはり切れの軽さが違います
早く取り換えておくべきでした・・












2011年8月12日金曜日

不思議な符合 飛騨の位山と芦屋市 その2

都竹昭雄(つづく あきお)著 「飛騨の霊峰 位山」から部分転載

この写真は乗鞍岳の麓にある岩で
横幅約2,5mほどの大きさだということですが
この岩にも位山にある岩と同じペトログリフ(古代文字)
刻まれています 地図参照
位山と乗鞍岳は30kmほど離れていますが
日本ペトログラフ(ペトログリフ)協会の
調べによると、この形状は
飛騨地方にしか見られないということです

私がこの象形を見ておや?と思ったのは
この形が槌(つち)に似ていて
そして興味深いのは
ナマズ石や弥生時代の会下山遺跡がある
兵庫県芦屋市には
打出小槌町という地名があるのです

こちらのHPの「日本刀について」で
宮下文書に記されている三種の神器について
少し紹介していますが 参照
そこで、「佐渡島より金、銀、黒鉄の三品の砂を
掘り集め剣刀知を師匠とし、三者が工夫を凝らし
黒鉄、金を解かして大槌、小槌を造った
大槌は黒鉄、小槌は金、さらに、鉄、金に銀を
三分混ぜて火で焼き解かし、平らな石の上で
手力男命夫婦が先に造った大槌小槌で
百日打ち鍛え宝剣を八本造った」
とあるように、刀を鍛えるにはまず槌が必要なのです
つまり、槌は鍛冶の最も大切な道具で
鍛冶の象徴でもあるわけです
そのマークを岩に刻み付けた
理由は
何だったのでしょうか・・



 

参考までに、これは刃物鍛冶の名工
千代鶴是秀が使っていたとされる
火造り用の槌です