製作中の平家琵琶
腹板を膠・ニカワで接着
上の画像は膠が下に
垂れてもいいように
新聞紙を敷いていますが
その下はこのように4点で固定しています
参考までに
これは500年ほど前の
平家琵琶ですが
接着部はすべて膠が
使われていました
内部の書付により
安永十年(1781年)に
修復されていますので
オリジナルの接着剤は分かりませんが
おそらく膠が
使われていたので
修復の際にも膠を使ったものと思われます
八音抄でも
膠にかわ付きの面(接着面)は四分(約1.2cm)に弱きほど
内の深さは五分(約1.5cm)にいきたる程
少し撓たわみかかりたるやうに得るべし
と説明されています
現在の琵琶製作では
ソクイも使われるようです