画像を紹介しておきます
次に使っているのは
同じく伊予砥で、粒度細かめのもの
粒度は約#1000
そして三河中名倉砥
粒度は約#1500
中研ぎの最終段階として
沼田虎砥(粒度約#2000)
仕上げ研ぎの最初は
京都新田産の白巣板
次に中世中山砥の戸前を使いましたが
この刃物とは相性が良くありませんでした
最終仕上げは京都梅ヶ畑・中山産の黄板
こちらは裏側
木の柄に挿げるため
元の部分をカットし
グラインダーで成形し直しました
柄にする木は手許にあったポプラ材
仮収めをして状態を確認した後
タイトボンドで接着
握り易い形に成形
木地のままだと自分の手になじまないので
柄には私はニスを塗っています
今回は濃い色のセラック・ニスを塗りました
アイスキャンディーでも五平餅でもありません・・
出来上がりました
製作中の平家琵琶の覆手を接着しました
腹板(表板)の膨らみは鉋仕上げのままなので
均一な凸面ではありません
ですから、平家琵琶の覆手の接着面を
仕上げる際には、じっくりと
少しずつ削っていくしかなく
この作業に時間は惜しみません
このときには二種類の四方反り鉋を
使いますが、その調子がいいと大変助かるのです
製作中の平家琵琶の覆手を
作っていく様子を少し紹介します
これは覆手の先端と猪目(ししめ)に
象嵌するための鼈甲(べっこう)
同じく象牙
先端に貼り付ける鼈甲を切り出し
それを埋め込む溝を彫ったところです
ここからは猪目の象嵌パーツ作り
こうして象嵌したあと
猪目に象牙で目玉を入れ
そこに絃を通す穴を開けます
ほぼ出来上がり
この後輪郭を整え面取りをし
腹板(表板)との接着面を仕上げます