2012年10月3日水曜日

新作オブジェ


久しぶりに端材のオブジェ・合掌を作りました



奥に見えるのは前回作ったもの
手前の徳利は出石(いずし)


これは15年ほど前に作った石のオブジェ
近所の篠山川の河原で拾った
石を組み合わせたもの
右端の緑色の下部だけは
インド産のアベンチュリン(インド翡翠)
座りをよくするため底を少し加工したが
他は拾ったときのままの状態


近所の道端に咲いていた花
何の花かご存知の方はご教示ください


葉はこんな感じ・・

10月5日、このブログを読んで下さった方から
ツリガネニンジンである、と ご教示頂きました
ありがとうございました


タバミの花 一輪・・
さっき、工房の裏庭で見つけました


飼い犬のテンを今朝
河原に連れて行ったらこんな状態に・・
犬の習性ですね・・
なんか臭いものを体にこすり付けるのです・・
「あたいだってね、なんか、こう、
パァ~!っと発散したいのよ・・」
という表現なのか・・?

2012年9月27日木曜日

398円の鉋



工房からの眺め
ここ1週間ほどでヒガンバナが
一気に咲き始めました




日中の日差しも和らぎ
猫も日光浴・・





仕事中に使っていた
3mm幅の平彫刻刀の刃が
根元から折れたので
仕方なく近所のホームセンターに行ってみました
目当てのものは何とか
1本置かれていて一安心
それを手にして、ふと下を見てみると
鉋が置かれていて、値段を見てみると
¥398というのが目に入りました
手に取ってみると
一枚刃の小鉋ですが
台は樫、刃口を見てみると
ちゃんと一枚刃用の形状に
作られています
これは試してみなければ・・
ということで買ってきました



身は全鋼で、グラインダーで火花を出してみると
炭素鋼系の火花が飛びました


こちらは裏ですが
このままではとても使える状態ではないので


裏を仕上げ


研ぎ上げました
動画参照ください


台は身を収める溝と削り面を少し
修正するだけで済みました
使ってみると驚き(動画参照
切れ味よく、永切れもします
台が薄く、やや持ちにくいですが
仕事でも充分に使えるレベルです


刃先が摩耗しやすい
スパニッシュ・セダーを荒削りしましたが
通常の鉋よりも永切れするくらいです


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以下、研ぎ動画の画像を
紹介しておきます

これは動画で最初に使っている
中研ぎ用砥石、シャプトン「刃の黒幕」#1000



次に丹波亀岡・岡花産の青砥(粒度約#1500)



そして仕上げ研ぎとして
京都新田産の戸前
これで充分仕上がっていますが



参考までに最後の鏡面仕上げを行いました
画像では違いがそれほど分かりません・・



2012年9月25日火曜日

今日の工房の様子


今日の作業の様子

横板の厚みを仕上げ、曲げた状態
この作業の前にはラプレヴォット・タイプの
ライニング(接着代(しろ))を仕上げ
現在水に浸けています




その後、作りかけていた(参照
自作のノミ(身幅4mm)を研ぎ上げ
柄を作りました






2012年9月19日水曜日

刀剣用砥石で青紙スーパー鋼の鉋身を研ぐ


前回紹介した刀剣用砥石を使い
今回は安来鋼・青紙スーパーの鉋身を
研いでみました(動画参照
以下その画像です


これは備水砥(粒度約#1000)
と思われる中砥

身幅は50mm

これは今回手に入れたものではありませんが
上の備水砥の傷を消すため使った
三河白名倉砥(粒度約#2000)


そしてこれは最初に紹介した画像中央の
三河細(こま)名倉砥

これはほとんど仕上砥といった感じです

そして仕上げ研ぎ
硬めの内曇(天井巣板)です


上とは別の角度で撮影すると
こうなります

2012年9月18日火曜日

刀剣用砥石で自作小刀を研ぐ

You TubeにUPした研ぎ動画
画像を紹介しておきます
研いでいる小刀は自作したもの(参照

今回新たに手に入れた
刀剣研ぎ用の砥石
手前から備水砥と思われるもの(粒度約#1000)
その上は三河細(こま)名倉砥
これは木工道具用の刃物を
研ぐことに関して言えば
ほとんど仕上砥という感じです
そして奥のものは内曇砥(天井巣板層)
これは堅めの巣板で
鋼はほぼ鏡面まで仕上がります
刀剣研ぎでは地鉄(じがね)を研ぐ
内曇地砥と思われます

それぞれ研ぎ面は刀剣研ぎ用に
四方に円く成形されていましたが
木工刃物を研ぐため
平面に修正しました

これは備水砥と思われる中砥の研ぎ傷

備水砥の後にいきなり細名倉では
備水砥の研ぎ傷を消すことは困難なので
三河中名倉(ボタン層と思われる)を当てました

そして今回手に入れた三河細名倉で研ぎます

そして内曇砥で仕上げ
刀剣の研ぎでは、この後
さらに硬い仕上砥を薄くスライスしたもので
磨き上げていきますが
木工用の刃物はこれで充分使えます