ギター製作家の視点
撥弦楽器製作家・田中清人の仕事、 趣味に関するブログ
2012年11月29日木曜日
晩秋の丹波篠山
今朝の丹波篠山
動画をUP
しました
工房近くの黒大豆畑
正月用の黒豆として出荷される前に
このように天日干しされます
あいにくここ数日天気が悪く
今日も朝から曇りでした
奥の木に止まっている二羽の鳥はトンビ
畑によって干し方が様々で
興味深い・・
工房に戻る途中
葉が落ちた枝にムクドリが群れていたが
カメラを向けると一斉に飛び去ってしまった
勇気があるのか鈍感なのか
残ったのはこの二羽だけ・・
2012年11月25日日曜日
ニス塗りにかかる
製作中の3台のギターの
ニス塗りにかかりました
今日は、広島では
マリア味記子
さんと手回しオルゴールの
ペピート千秋さんのコラボ演奏会が
行われ
無事に終わったとの連絡が入りました
2012年11月23日金曜日
西脇市黒田庄
昨日22日は
マリア味記子
さんのギター伴奏のため
篠山の西隣りに位置する西脇市黒田庄に足を運びました
趣味で作詞・作曲をなさる遠藤さんとは
これまで何回か顔を合わせましたが
今回初演の「どんぐりどん音頭」は傑作でありました
上の写真はその曲を披露しているところ
遠藤さん作詞・マリア味記子さん作曲の「サヨナラ サヨナラ」は
練習風景
をYouTubeに抜粋でUPしております
西脇市黒田庄は篠山川が加古川に合流して
間もない所にあります(
地図参照
)
加古川沿いの西脇市については
以前のブログ「
古代の製鉄
」で何度か紹介しましたが
弥生時代前後の遺跡には鉄や青銅などの
金属に関するものが多く見られ
現在でもそれに因んだ神社や地名が見られます
インド由来の
手焙り形土器
が
出土している
ことも見逃せません
上の写真は金属加工と関係が深い
兵主神社
地図参照
一般的に説明はされていませんが
兵主神社は
蚩尤
と関係が深いとする研究者もいます
リンクしたウィキペディアの説明で
蚩尤は人の身体に牛の頭と蹄を持っているとありますが
黒田庄の兵主神社の境内に牛の像が置かれているのは
暗示的ではありませんか・・・
牛の頭といえば古事記・日本書紀に登場するスサノオは
別名・牛頭天王ともいいます
これも暗示的ですね・・・(
参照
)
それから滋賀県野洲町にある
兵主大社
・・
野洲町といえば銅鐸が大量に出土しているところでもあります
はたまたこれも暗示的で・・(
参照
:11段目)
マリア味記子さんが講演を行った会場からの眺め
午後3時頃、紅葉に染まった山から半月が出ていました
2012年11月21日水曜日
佐伯砥と奥ノ門産仕上砥で自作小刀を研ぐ
今ではほとんど入手困難な
京都丹波産・佐伯saeki砥を
手に入れました
研ぎ
動画参照
ください
古事類苑では(
参照
)
丹波に産する佐伯砥は
荒めの砥石である
同じく丹波の猪倉からも
佐伯砥と称される砥石が掘られている
と説明されていますので
産地がいくつかあったものと思われます
佐伯砥独特の
黒いゴマ状の斑点が顕著に確認できます
やや硬めですがよく反応し
たいへん研ぎやすい中砥です
粒度は800番といった感じですが
研ぎ傷が浅いので
後の研ぎが楽に行えます
佐伯砥の産地と同じ地域である
丹波亀岡産の青砥に比べると
傷はやや粗いですが
青砥よりは均一な傷です
研いでいる小刀は
自作のもので(
参照
)
鋼haganeは安来鋼yasuki-hagane
白紙2号
動画で次に使っているのは
産地不明の中砥で
粒度はおよそ1200番
やや硬めで反応がやや鈍い感じです
その分、研ぎ上がりは緻密です
そして、仕上げ研ぎの中継ぎとして
奥ノ門産の仕上砥を使いました
ほどよい硬さで、よく反応し
強い研磨力があります
地・刃ともに微塵に美しく曇ります
最後に使っているのは
京都梅ヶ畑・中世中山産の仕上砥
鮮血のような赤い模様が入っています
硬めの石質ですが
カチカチの鏡面仕上砥ではなく
ほど良い研ぎ感で
鋼は鏡面に仕上がります
2012年11月20日火曜日
新作オブジェ
製作中のトーレス・タイプのブリッジに使った
インレイの切れ端と黒檀を使ったオブジェを作ってみました
参照
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