8月18日にYouTube動画にUPした
研ぎ動画の画像を紹介しておきます
これら5点の天然砥石は昔の職人さんが使っていたものです
動画で最初に使ったのは
中砥の岐阜県産小鳥砥(おどりと)
以前こちらのブログでも紹介したものですが
それと同様にやや柔らかめの石質で
ノミ研ぎにはあまり向いていません
強い研磨力がありますが
砥泥がやや邪魔になります
これも小鳥砥で、小振りのコッパです
上と同様の硬さと反応です
次は愛知県産の三河白名倉砥
やや硬めで良く反応し、強い研磨力があります
層は八重ボタンあたりでしょうか・・
このように良く反応する三河名倉砥には
今ではほとんどお目にかかれません
鋼の研ぎ傷はほとんど消えています
次は台に接着された仕上砥
硬い石質で、なかなか反応してくれません
三河名倉砥の傷をいきなり消すには
ちょっと無理があります・・
これを持っていた職人さんは
細い刃物の仕上げにでも使っていたのでしょう・・
最後は謎の仕上砥
これ以上はないというほど硬い砥石です
ダイヤモンド砥石を使っても面直しに一苦労しました
裏と側の様子
やや緑がかった石質で
通常の仕上砥のように側が粘板岩の層になっていません
三河名倉砥のような凝灰岩と思われますが
三河細名倉やそれより上の層でもないようです
裏の右上の異質の石は
砥石が安定するように別の砥石を接着したものです
名倉をかけてもほとんど反応ありませんが
このようにピカピカの鏡面に仕上がりました
アーカンサスなど海外の砥石でしょうか・・