2013年11月16日土曜日

1/6Meantoneミーントーン フレッチングのギター

ミーントーン・フレッチングのギターとは
関係がありませんが
これは近所の河原で見つけたカニの死骸
カニは外骨格なので死骸はこうなるが
ここまで完全な形で残っているのは珍しい


これはカニの化石
これも珍しいと思う・・


子供の頃からカニを見ると
ワクワク・ドキドキするが
これは人間の性なのか、カニを造形してくれる人がいる
というのは嬉しい・・

これは玉ぎょくで作られたカニ(中国製)
玉でカニを作るためにこのような色あいと質感のものを探したのか
このような石を手に入れたのでカニを作ろうと思ったのか
興味が湧くところであります


これはおそらく明治時代に日本で作られたもの
真鍮と思われる金属製で
表面に巧みに色付けが為されている
手足の関節が一つ一つ動くように作られているのにも驚く

江戸時代まで刀装具や甲冑を製作していた
金属加工を専門とする職人が
廃刀令が出された明治時代以降
このような精巧な造形品を手がけるようになったらしい
自在置物とも呼ばれる





これもカニに見えるでしょうか・・


これは通称カニ・クランプと呼ばれるもの


英語でカニと刻印されています・・




最後になりましたが
これがフレッチング換えの依頼を受け
施した1/6ミーントーン音律のギター(参照  参照


2013年11月15日金曜日

Baroque Guitar バロックギターの Neck と Head


ヘッドの両面に貼る飾り板


飾り板を貼り付けた後、切り抜き





ネックの接ぎ部分を加工




そしてヘッドの接ぎ部分




















ネックに巻き付け接着するMapleメープルのVeneerベニヤ
念のため一晩水に浸けておきます

2013年11月11日月曜日

国弘銘寸八鉋を入手


新たに手に入れた古い国弘銘の寸八(身幅7cm)
裏は状態が悪かったので
ディスク・グラインダーで透き直しました




森砥石さんが持って来られた
丹波産仕上砥で研ぎ上げた状態
仕上砥としてはやや荒めの粒度ですが
これで充分使えます


台も付いていましたが状態が良くなかったので
新しい台に挿げ直しました
寸八1枚刃で短めの台が必要になったので
そのように仕立てました




メープル材を試し削りしてみました
鋭い切れで、永切れしそうな予感もあります


削り肌も問題なく、深い逆目はないものの
軽い逆目はきれいに止まっています


2013年11月8日金曜日

今日の工房

今日はいかにも秋らしい天気・・





昨年手に入れ、大きな鉢に植え換えた木瓜(ぼけ)の木
今年は春先から何度も花が咲き、実が付いています
四季咲きの木瓜らしい・・


陽気に誘われてか
石斛(セッコク)の花が一つ咲き始めました


これは材料置き場の中で見かけたもの
ナガコガネグモの卵嚢らしい参照
毎年屋外で見かけるが
こうして屋内で見るのは初めて・・





バロックギターにロゼッタを取り付け




裏板を接着しました



こちらはGelas風フラット・マンドリン
ブリッジ側響板のニス塗りを終えました