2015年6月19日金曜日

マックス・ウェーバーの音楽社会楽 北斎の素描

これまで社会学などというものに全く興味がなかったせいか
社会学者のマックス・ウェーバーが音楽社会学という
論文を書いていたことを知らなかった
 恥ずかしながら、今回初めて目を通したという次第でありました
 次世代のC.H.マーリックが書いたオーケストラの社会史という
論文と比較しながら読むとおもしろさ倍増
こういったものが日本語に訳されているということに改めて感謝


しかし、マックス・ウェーバーの音楽社会学では
音律について多くのページが割かれているのに驚いた
しかもバッハが12平均律を使ったという
間違った認識がなされている・・(参照
これも時代を感じて興味深い

ここのところで興味深いのは
マックス・ウェーバーは平均律のことを自国語(ドイツ語)で
Gleichschwebende Temperatur
(日本語に直訳すると「同じうなりの音律」となりますか・・)
と記述し、バッハの平均律クラヴィーア曲集のことは
Wohltemperiertes Clavier
(日本語に直訳すると「よく練られた音律(のための)クラヴィーア曲集」)
と 記述しているのです
ここのところの混同が学者であるマックス・ウェーバーが
気付いていなかったというのは
どうも解せないのですね・・

「同じうなりの音律」というのは12平均律というのは理解できます
また「よく練られた音律」というのは
これは12平均律ではなく
バッハが使っていたとされるヴェルクマイスターや
キルンベルガーが考案した古典音律のこと
というのは自明のことだと思われます

この違った音律のことをマックス・ウェーバーは
なぜ同じ音律として扱ったのか・・不思議です・・



さて、こちらはマックス・ウェーバーとは
何の関係もありませんが
北斎のことを調べていて
たまたま本棚で見つけた素描集
タイトルは「北斎 こつぽう 婦人 あつめ」
北斎 骨法 婦人 集め ですか・・








さすが北斎
感服します・・

2015年6月18日木曜日

姫路でのマリアハープ・コンサート無事終了

姫路でのマリアハープ・コンサート
盛況の内に終えることが出来ました










自分で作った楽器が
少しでも役に立つことが出来
製作家冥利に尽きます

2015年6月16日火曜日

人と人を繋ぐハブ空間・・・悟空庵

実は6月4日の濃い一日はここから始まったのです

悟空庵の主である悟空さんは
人が幸福になってくれるのを心から願い
悟空塾も主宰しておられる


こんな感じ
一人でも対応して下さるそうですから
人生について悩み真っ只中の方は
ぜひ訪れてみては・・
人生経験豊富な悟空さんから
多くのヒントを得られると思います
あとはそれを実行するのみ!


これは6月3日の様子
悟空さんは楽焼の優秀な作家でもある
もうやめてしまった、とおしゃるが
もったいないこと、この上ない・・


奥様である花凛さんはガラス工芸家




自然をモチーフにした優雅な作品に
心が洗われます


その空間でマリア味記子さんと
演奏を少し披露させてもらいました




殿とご近所の方々と・・




6月3日の打ち上げ
皆さん悟空庵を中心に繋がっているのです
まさにハブ空間!

2015年6月15日月曜日

篠山の武家屋敷に住む謎のご隠居・・

昨日の続き・・


篠山城近くの武家屋敷
江戸時代の地図にも記載されている
由緒あるところであります




現在は個人邸




庭の手入れも行き届いております


ご隠居様は和洋を問わず
様々な楽器を演奏するマルチ・タレント
どういうわけか拙作のギターもある・・


ご隠居は手先が器用で
このようなものも自作なさる
拡大しても鑑賞に耐えるというのはスゴイ
キットなどではなく小さな部品もすべて自作
というのには驚かされる


ご隠居は木工品の蒐集家でもあり
とくに桑材で作られたものを専門に集めておられ
手先の器用さを活かし修復も自ら手掛けるという徹底ぶり・・
恐るべし・・


これは縞黒檀で作られた古い鏡台


昔の名人による作品も数々所蔵

以前紹介したものも参照下さい




その技術がどれほど優れているかを力説するご隠居


ジュエリー作家の石井氏(写真右端)も
昔の木工職人の技の細かさに舌を巻く・・




個人的にはこういう硬い作品は好きではないが
細かく複雑な作業もここまで徹底していると
圧倒されるものがある

落語の宋珉の滝をついつい連想してしまう・・

2015年6月14日日曜日

篠山在住のジュエリー作家 石井雄次さん

10日前、6月4日の濃い1日の一部を紹介します

兵庫県多可郡多可町にある悟空庵を縁に
集まって来た方々と篠山の河原町を散策
悟空さんが知り合いのジュエリー作家
石井雄次さんの工房を案内してくれました
石井さんのことは以前、新聞で紹介されていたので
気にはなっていたのですが
まさか河原町に工房があるとは・・
私の工房から車で5分ほど走ったところです

以前紹介した木彫家の崎山智水氏の作品が
展示販売されている店の近くでもあります


工房の名は應需細工所


建物は古民家
いい雰囲気です


古民家によくマッチした展示棚


これはジュエリーを超えた作品・・
どれほどの手間がかかっているのか
想像もできない・・


これなども究極のペンダントと言っても過言ではない
ネジを巻いてペンダントとして首に掛けて歩くと
歩く振動で頭部が上下し、その動きが多くの歯車を経て
尾部に伝わり、尾が巻き上がったり
元に戻ったりする・・アンビリバボー






小動物の存在感も特筆ものです






同行のマリアさんは
マリアハープに取り付ける装飾の相談・・


石井さんの工房を後にして次に向かう所は
後日紹介の予定


ニューヨーク在住の謎の日本人・・
徒歩で日本縦断中の渡辺好博
通称、殿TONO