2016年12月6日火曜日

工房の様子 ギターの横板曲げとヘッドの加工

横板の厚み仕上げ

荒削りに使った秀弘銘・寸三
手持ちの炭素鋼の鉋の中で最も永切れする
青紙鋼の鉋にも匹敵するものはあるが
切れの軽さはこちらに軍配が上がる



仕上げ削りは義廣銘・寸六
これは青紙鋼だが、かなりの永切れを発揮してくれる



厚み仕上げ完了

挿し込み部分の厚み

その他の部分
現状では1.8mmだが
この後の工程で縁飾りと一緒に削ったりするので
最終的には1..6mm程度になる


曲げていく


2台分を曲げる


その後、ガルシア・タイプのヘッドを加工し
嵌め込む貝シートを切り出す










出来上がり
貝シートはもう少し薄くし
嵌め込み接着は最後に行う


下部ブロックの加工

出来上がり

2016年12月5日月曜日

工房の様子 ネックが出来上がる

ネック ブロック部の墨付


横板を差し込む溝を切っていく









バンドソーで加工


ブロック部をの加工

時には叩きノミ(追入ノミ)も使う
Oire-nomi 24mm幅

これは薄ノミ Usu-nomi(18mm幅)

ネック加工で主力で使っている
左久作銘の小刀(スウェーデン炭素鋼)
切れの軽さは特筆もの

ブロック部の側を仕上げる
使った鉋は古い大阪鉋と思われるもの
寸四鉋だが身が薄いので鉋の重さも軽く
片手削りに向いている

鋼は玉鋼と思われます


ヘッドの糸巻き装着面を仕上げる
使った鉋は荒削りには古い会津鉋の重春

ヘッドの墨付



糸巻きを取り付ける穴を開ける
私はこのように直角スコヤを頼りに
フリーハンドで開けている

慣れれば、けっこう正確に開けることができる

ガルシア・タイプ

小型モダン・タイプ

糸倉の加工


ネックの荒加工、出来上がり