来春製作予定の
インド・サントゥールに
取り付けるロゼッタ
Parchment Rosette が
出来上がってきました
素晴らしいデザインです
製作中の特注ギター
G調弦8弦ギター
出来上がりました
弦長600mm
響板は40年以上
寝かせている
ドイツ・スプルース
spruce
裏板、横板は
ブラック・ウォルナット
walnut
糸巻はギヤ式ペグ
通常のE調弦8弦ギターは
俳人 松尾芭蕉の弟子
去来が書き著した「去来抄」
安永四年(1775年)に
翻刻出版された影印本の
読めない「くずし字」の
参考にしようと思い
岩波の大判文庫と比べていたら
違いがずいぶんがある
大意は同じなので問題ないが
底本が違うとこうも違うのか
と、ちょっと驚いた
製作中のディタル・ハープ
ニス塗り前の
最後の作業です
こちらは
新に手に入れた
ラブラドライト
このような色合いのものは
大変珍しい
下の二つは
一般的な色合いのもの
この秋に発売された
平野啓一郎の小説
「ある男」が届いた
いま読み返している
75年前に出された本と
比べてみると
いろいろと興味深い
宇野浩二の本は昭和18年発行
昭和18年は大東亜戦争の真っ只中
そんな時でも本が出版されていた
というのは驚く・・5000部発行
こちらは昭和28年
1953年発行の小説集
宇野浩二の文体というか
紡ぎ出される世界が
平野啓一郎ものと
同様に感じるのは
どういうことなのだろう・・
たとえば
平野啓一郎の「ある男」と
宇野浩二の「晴れたり君よ」を
数行ずつ交互に読んでも
違和感がないのです・・