2019年1月3日木曜日
2019年1月2日水曜日
玉鋼と白紙1号鉋の削り音の違い比べ その2
会津手語りの私の文
紹介した「会陽」刻印の
重高寸四(玉鋼)でも
削り音の違いを
比べてみようと思い
前回の削り比べで使った
寸四鉋2丁に加え
先日紹介した会津産の
中砥二種を使って
新たに砥ぎ直し
砥ぎ上げた状態から
削り音の比較をしてみました
前回はスマホ片手に
片手で引きましたが
今回は両手で引き
デジタル・カメラで
撮影しました
動画撮影後の各鉋の状態
刃先はほとんど
変化はありません
その後、白紙1号の鉋と
重高でかなりの量
(楽器3台分)の
荒削りを行いました
この刃先はその後の
白紙1号の刃先の状態です
刃先は白く磨耗していますが
まだまだ
切れは止んでいません
こちらは重高の玉鋼
こちらも刃先が
白く磨耗していますが
切れは止んでおらず
切れは上の白紙1号よりも
軽快です
2019年1月1日火曜日
2018年12月31日月曜日
東郷鋼について 山口榮吾氏の小冊子
先日紹介した
紹介されている
山口榮吾氏が出された
小冊子を手に入れたので
少し紹介しておきたい
と思います
東郷鋼についての説明
会津鉋では東郷鋼0号は
左銘のものに使われた
というのは興味深い記述です
通常の鉋には
蓄音機印の鋼が使われた
となっています
参考までに
これは当時の東郷鋼の
ラベルだということです
(外栄金物さんのHPから引用)
因みに
上の2枚の画像は
「会津手語り」で
紹介されているものですが
この左銘の重房と重延の
鉋も東郷鋼0号が
使われている
ということになります
これは出雲(島根県)の
田部家に残っている寛政八年
(江戸時代中頃)の文書
会津には農具を作るための
銑という道具が無かったため
近くの鉄の産地である
南部から取り寄せたが
品質が悪く、その上、陸路で
40km以上運ぶのは大変だった
そういったことなので
出雲で作られている銑を
内密に取り寄せてみたら
良質だったので以後は出雲と
取引きをするようになった
会津と出雲は距離が離れているが
船で運ぶことが可能なので
会津の漆、蝋、鉛、塗物、絹、
絹の晒布といった物産と
物々交換をすることになった
といった内容
2018年12月30日日曜日
登録:
投稿 (Atom)