井蛙抄seiashoから
挿絵入和歌
伏見山 松陰よりも
みわたせは
あくる田面taomoに
秋風そふく
松陰の 入海かけて
しらすけの
みなと吹こす
秋のしほかせ
音にきき 目にはまたみぬ
吉野なる 六田のよとを
けふ見つる哉
玉川に さらすてつくり
さらさらに
むかしの人の
恋しきやなそ
立わかれ
いなは(因幡)の山の
山の峰におふる
松としきかは
今かえりこむ
ささ波や
しかのうら風 いかはかり
心のうちの すすしかるらん
夕されは
吹風こして みちのくの
野田の玉川
千とりなく也
これはウクライナで
出土したもので
時代は紀元前3世紀頃と
されているものです
興味深いことに
逆卍文様があります