響板サウンド・ホールの
縁飾りを作っていく
厚紙にこのように接着する
接着したところ
厚み仕上げ
糸鋸盤でカットする
嵌め込むところを
クリコ錐でカットする
彫刻刀で彫り込む
出来上がり
特注小型モダン・タイプ
の製作に取りかかる
弦長630mm
裏板はローズウッド
響板は40年以上寝かせた
ドイツ・スプルース
剥ぎ目付近の年輪は
数えるのが困難なほど細かい
剥ぎ接着完了
ギターの形に切り抜いたところ
こちらは修復中の
ヴィンテージ・マンドリン
指板を取り換え
剥がれ割れた
ピックガードを補修し
ニスを塗っているところ
セラック・ニスを
入れているのは
市販の紙ボウル
蓋は古墳時代の出土土器
欠けたところを
補修パテで補っているが
1500年ほどを隔てて
サイズがピッタリ
合っているのが面白い
描かれている鳥は
鵜のように見えます
画面奥から水辺に
飛んで来ているので
そこは餌場でも
あるのでしょう
ということは時間は朝で
画面奥の太陽は
朝日ということになります
工房近くの白鷺の群れも
朝、ねぐらから餌場に行き
夕方にねぐらに戻っています
こちらは
古来行われている
鵜飼ukaiに使われている
鵜u(海鵜)
棟方志功が描いた
見えますが
実際はこのように
頸が長くはないので
善知鳥ではなさそうです
善知鳥は
能の演目にもあり
公演ポスターには
棟方志功の版画が
使われていたりしますが
善知鳥はこのように
頸が長い鳥であるという
誤解を招くかもしれませんね
こちらは
平安時代後期に描かれた
この絵にも同様の
群れて飛んでいる
鳥が描かれています
以下、平家納経の挿絵
飛んでいる鳥は
雁(カリあるいはガン)
のようにも見えますが
雁は冬場だけ日本に
飛んでくる渡り鳥です
この絵には蓮の花が
描かれているので
時期は夏ということになり
雁ではなく他の鳥
ということになります
以下、平家納経の挿絵
こちらは
平安時代に描かれた
信貴山shigisan 縁起絵巻
以下同じ
このような鳥の描き方は
当時好まれていたのでしょうか
また
信貴山縁起絵巻の絵は
同じ時代に描かれた
雰囲気がよく似ていて
そのことにも興味が涌きます
表現にほのぼのとした
雰囲気がある
ご近所さんから頂いた
ロウバイの花が開きはじめた
よい香りが漂っている
こちらは
黒柿とウォルナットで
作ったアンモナイト飾り台