2023年2月22日水曜日

スキャロップ加工 豆四方反り鉋

 
製作中の19世紀ギター
特注ラコート・タイプ
弦長630mm
指板をスキャロップ加工

していく
まずは豆四方反り鉋
三種類の研ぎ


研ぎ上がった状態


Scallop 加工
動画ご覧下さい



鉋加工完了
この後ヤスリと
サンドペーパーで
仕上げていく

2023年2月21日火曜日

雪! 埴輪犬もビックリ


朝 外を見てビックリ
雪!
埴輪犬もビックリ




こちらは
これから修復する
1920年代のイタリア製ギター
響板力木の端がライニングに
乗せられていないタイプ
裏板の力木の端は
ライニングに乗せられている


通常はこのように
響板の力木の端は
ライニングに乗せられている
これは19世紀の
イタリア製ギター
以下、同



こちらは18世紀の
イタリア製ギター
これもライニングに
乗せられている

2023年2月19日日曜日

平安時代高杯出来上がり

 

平安時代の木製高坏
出来上がり
こちらでは木地仕上まで





塗り上がると
こんな感じになる


描かれた高坏




天地を反転させ
燈明台としても
使われたようである

弥生時代の木製高坏
これは一木造りか・・
素晴らしい技術

古墳時代の須恵器と
思われる土器
以下、同じ



どちらも造形が素晴らしい

2023年2月18日土曜日

匠家必用記 挿絵

江戸時代中頃
宝暦六年(1756年)に
出版された版本
匠家必用記、上・中・下巻に
掲載されている挿絵を紹介


上巻から
番匠の作業の様子

上巻、番匠の
祖神祭りの様子


中巻、天照太神の
岩戸隠れの図

下巻から
釿始 teono-hajime の神事

下巻、棟上式の様子

以下、付録の図
鳥居の図

玉垣の図

神輿 mikoshi の図
正面図


側面図

神幸 miyuki に用る神輿は、今専ほうぎやう屋根、蕨手造りにして、組物、彫物、唐戸有。是唐土 morokoshi の鳳輦(ほうれん)といふものに日本の鳥居、玉垣を添たるもの也。屋根の上に鳳凰鳥有を以て鳳輦なることを知るべし。鳳輦の図は訓蒙図彙 kunmouzui に見へたり。又屋根の上に玉有輿有。是を玉輦 gyokuren といふ也。是又唐土の製法にして、日本の神輿にあらず。日本の神輿は古代の製法有べけれど、今此法をしる人まれ也。予近世見及所の神輿を図して、後覧に備ふ。まだしも此造にして可也。猶又古代の製法も有べし。番匠たる人は其図を尋て常に心得有べき事也。








右の雛形は一 aru 番匠古より伝ふる所也。幸にこれを求得て爰に写し、童蒙に便 tayori す。予元来此職ならねば割合寸法の事はしらず。宮を造る人此図を種として恰合 kakkou よろしく地引すべし。組物、彫ものなき故、古代質素の理 kotowari にななふべきか。


2023年2月17日金曜日

工房の様子

 
製作中の19世紀ギター
特注ラコート・タイプ
弦長630mm


ヘッドの加工



荒目の短いヤスリが
必用になったので
いま使っているものをカット


切り端は
フレット用ヤスリにする
今回はウルトラ多用途SU
を使って接着してみた