製作中の19世紀ギター
Laprevotte タイプ
力木接着
そしてヘッドの挽き出し
こちらはモダン・タイプ
弦長650mm の裏板
同時に進めている
ミラネーゼの修復
指板に象嵌された貝を
再度嵌め込むため
嵌め込み箇所を
削っているところ
小さな彫刻刀は
糸鋸の刃を加工して
自作したもの
出来上がり
加工に使った小さな彫刻刀
左から二番目の平刀は
刃幅0.8mmで、これは
細いヤスリを焼き戻して
自作したもの
モーツァルトが活躍していた頃の鍵盤楽器は弦を鳥の羽ではじいて音を出すチェンバロからハンマーで叩いて音を出すフォルテピアノ(ハンマークラヴィーアHammerklavier)に移行していた時期で、モーツァルトも21才のときにアウクスブルクを訪れた際に鍵盤楽器製作家のシュタインの工房でフォルテピアノを弾かせてもらっている。音の強弱をつけることができ、音質も豊かなフォルテピアノをモーツァルトはたいへん気に入り、それ以来フォルテピアノを使ったとされている。
製作家のシュタインは演奏も達者だったようで、モーツァルトの手紙では「三台のピアノのための協奏曲」の公開演奏会ではシュタインが第三ピアノを担当したと書かれている。