アイロンが人の顔に見えたので
つい・・
こちらは修復中の
18世紀マンドリン
板フレットの頭を丸める際
響板に傷を付けないための
カバーとして0.05mm厚の
隙間ゲージを使ってみた
なかなか具合がよい
これは和琴wagonを弾くための撥で
琴軋kotosakiと呼ぶらしい
素材はベッコウと思われる
このように使われている
これは18世紀マンドリンの
プレクトラム(ピック)
文中のquillは鳥の羽のことで
ダチョウの羽、カラスの羽
鶏の羽が推奨されています
チェンバロの爪のように
元々はこれらが使われ
その後木の皮やベッコウ
などが使われるように
なったものと思われます
以前紹介した修復を終えた
18世紀マンドリンと
ベッコウの破片で試作したピック
因みに、古代ギリシャの
キタラという楽器も
撥で弾かれていたらしく
近くにありながら
まだ訪れていない神社を探索
延喜式内社の熊按kumakura神社
説明板によると創建は1000年以上前
とされ、元々は熊野神社だったもの
と思われ、熊野の野の字の草書体が
按と間違われたらしい
が、くずし字辞典を見てみると
野と按は間違えようがないように
思われるのですが・・
手水舎の脇には句碑が置かれていた
「雲わきて 月けし覗く しぐれ哉」
でしょうか
誰の俳句だろう・・
新年おめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます
日の出のように見えるものは
実はこの赤楽茶碗を
逆さまにしてトリミングしたもの
作者は江戸時代初め頃の人
乾山が極めを付けた空中斎
(本阿弥光甫)の作品
小振りの刃物研ぎ14丁
こちらは古いイタリアの土産物
太鼓を叩く天使
こういった絵も
15世紀に描かれている
日本で言えば
雲中供養菩薩のようなものか・・
謎解き鳥獣戯画なる本を買ってみた
新潮社のトンボの本は内容はいいのに
装丁が自分の趣味に合わないので
いつも買うかどうか迷う
今度のものもカバーが気に
入らないので外したが
トンボの本は中身の表紙も
殺風景なので・・自分で書いた
見返し部分
12世紀〜13世紀に描かれたとされる
鳥獣戯画は甲乙丙丁と四巻あり
甲巻きが有名だが
他の巻きもいろいろ興味深い
甲巻きと丙巻きに描かれている
カエルは作者が違うような気がする
乙巻きにはこのようなものも
描かれている
因みに、この猫は
レンブラントが描いたもの
餌の器には骨しか入ってないせいか
機嫌が悪そう・・
修理依頼を受けた薩摩琵琶
柱juを取り換える
こちらは
18世紀マンドリンの修復
貝装飾の欠落部品を
糸鋸で挽き出したところ
このように象嵌する
嵌め込み完了
以前修理された
フレット位置がズレているので
この部品の表板を再度取り換え
黒檀フレットで17フレットまで
延長する