2024年10月17日木曜日

ギター製作 鉋がけ

 

これから製作する
ルネサンスギターと
バロックギター
響板のスプルース鉋がけ

使った鉋は、先日紹介した
ベトナムの彫刻家
Dinh Duy Tonさんから
提供頂いた坂田春雄寸八


スプルースは
40年以上寝かせたもの

そして裏板の
カーリーメープル削り

右は、これも提供頂いた
碓氷健吾作寸八

どにらも特殊鋼なので
粘りのあるメープル材は
切れが重い

こちらは昔の新潟鉋、初弘
これは切れが軽く、永切れし
仕事が楽


2024年10月15日火曜日

オブジェ キノコ

日本画と鉱石
そして隕鉄のコラボ
鉱石山山頂で遠吠えの図




工房裏はまだアサガオが満開

ポポーの木の根元にキノコが



三日後の状態




磨き途中の水晶ジオードと
茎は鹿の角


こちらは
アンモナイト化石


2024年10月12日土曜日

バキュリテス そしてラピスラズリ


アンモナイトは
綺麗な渦を巻いたものから
様々な変異巻き
そして真っすぐな種類も
存在していた
バキュリテスと
名付けられている
約1億4千万年前〜恐竜絶滅の
約6100万年前まで
生息していたらしい
大きさは10cmほどから
大きなものは2m近い
化石も発見されている

左端は外側の層が
残っているもの
中央は外側の層が剥がれ
縫合線が現れている化石
右端は内部構造が
確認できる化石






生きているときの想像図

ラピスラズリ尽くし




2024年10月9日水曜日

コスモスの花 そして石いろいろ

コスモスの花頂き

春に咲かなかったセッコクが
今ごろ咲きだした

アサガオはまだ盛ん


曼珠沙華はそろそろ終わり

唐突ですが
水晶ドームと金属のオケラ

赤と青の石

ルブリョフの絵

磨かれた珪化木


手のひらにピッタリ

2024年10月7日月曜日

偽造アンモナイト化石


海外の化石ショップから
届いたアンモナイト化石
巻き始めのところが
何か不思議

反対面の様子
石というよりも
モルタルのような印象を受ける

反対面をクリーニングすると
不自然な空洞(気泡)を発見
この状態はこちらで成形し
色付けしたもの
向こう側が表で
手前がモルタルのようなものが
塗り付けられていた面
途中の灰色の部分は
色付けしても
色が付かなかったところ

その境のところに
不自然な空洞(気泡)を2ヶ所発見
左側は成形する前は
もっとハッキリ確認できたが
現状では分かりにくい
この部分は明らかに
化石面を型に流し込んで
作られた形跡としか
考えられない
そこに母岩のように
見せかけたモルタル状の
ものを塗り付け偽造

 表側を再確認
おそらく、画像のように
赤線で囲んだところは
偽造されている
としか思えない
販売ショップに伝えたら
たいへん驚いて
信頼できる発掘者から
仕入れていたので
まさかこのようなものが
交じっているとは・・
とショックだったようだ
返金すると言われたが
歴史的資料として
手許に置いて置きたい旨を伝え
お断りした
ショップのオーナーは
他の同じような怪しいものは
販売リストから削除すると
返事があった

こういった偽造化石は
三葉虫ではよくあるらしいが
通常巻きのアンモナイトでは
ほとんどないと思う
ここで紹介したような
異常巻きは作りやすいのか
時々見かける

良心的な化石ショップでは
このように補修されたものは
補修有り、ということを
明記し、価格も
何割か安価に設定して
販売されている

こちらは本物の化石だが
いったい何の化石なのだろう


ドーナツのようにも見える