2013年7月28日日曜日

黄色いものと黒いもの


昨日7月27日午前10:30頃
飼い犬が寝ている脇に小さなタンポポの花が・・
よく見ると蟻(アリ)が行き来しています
蜜でも吸っているのでしょうか・・
YouTube動画UPしました






不用品を処分しようと思い、整理していたら
スピーカーボックスの若い頃の落書きが見つかりました
岩窟の仏陀・・?
面壁九年・・?




これは黒柿の杢目
炎のように見えます


そしてこれは黒檀Ebonyの杢目
風景画のようにも見えます





黒檀で作った19世紀ギターのストラップ・ピン




2013年7月27日土曜日

古い会津鉋 重則銘寸八を入手


古い会津鉋、重則銘寸八(身幅7cm)を入手
銘振りから初代の神田重則と思われます
時代は明治~大正か・・
鋼は炭素鋼、おそらく玉鋼でしょう
以前手に入れた二代・重則は東郷鋼でした






裏を何とか仕上げ


研ぎ上げてみました(刃角度は約28度)
鋼は薄めですが、焼きの入りは理想的のような感触を受けます


刃先は問題ありません

後日、台に挿げました(参照


2013年7月26日金曜日

2013年7月23日火曜日

19世紀ギターのBridge出来上がり


製作中の2台の19世紀ギター
Bridgeを作りました


これはViennaウィーン・タイプのブリッジ




ダブルホールにしました





2013年7月20日土曜日

カエルにカエル 秋の気配


ここ数日、日中の気温は30数度と高いものの
湿度が低く風があるためか
夕方には涼しさを感じるほどです
空も秋の気配を感じます




工房の入り口では
毎年カエルの置物にやって来るアマガエルが・・
今年は例年よりも多く見られますが
置物にはまだ少ない・・



2013年7月18日木曜日

工房裏の草むら


昼間の工房裏の草むら
生存競争が激しいようです・・


アサガオの蔓は上を目指して・・


ユリの茎にも・・


モミジの枝にも・・


お互い同士も・・


2013年7月17日水曜日

刀剣を生業(なりわい)とする・・


幕末頃に撮影されたと思われる写真
後に彩色処理されているようです
このように盥たらいの中に大きな砥石を入れて
研いでいるところが見られますが
写真が残っていたとは驚きです
この写真では盥に水は張られていないようなので
撮影用の設定でしょうが、大まかなところは
当時の様子だと思われます
そうすると、現代のような構えになり
踏まえ木が使われるようになったのは
明治時代頃ということになりますね・・




きょうの神戸新聞に掲載された記事から部分転載
(右クリックで別ウィンドウで開くと大きな画像を見ることができます)

現代では実用的ではないものを作る
ということはかなりの覚悟が必要でしょうね・・
実力さえあれば協力者が現れてくれるのも事実ですが
その実力を世に知ってもらう努力も必要な世界

我々楽器を作る者にも言えることなのですが
世の中に迎合しすぎてもいけないし
独りよがりでもいけない
確たる自信も必要だが、それを客観的に見る努力も必要
何事も難しいですね・・


2013年7月15日月曜日

19世紀ギターViennaタイプ フレット打ち込み



今日の作業、フレットの打ち込み
これは弦長600mmの
ウィーンViennaタイプ
1mm厚の板フレットを使用ラプレヴォットLaprevotteタイプは
Suzuki音律スカロップにする
予定でしたが、検討の結果
曲がりがきついところが無理・・
代案として・・通常使う1.3mm幅
キノコ型フレットではなく
もっと幅の広いものを使い
頭の断面の形状を富士山のように
加工し直せば
スカロップと同じような
効果が得られないかな・・

福岡県 横枕遺跡


小学生の頃
よく遊んでいた田圃が
古代遺跡だったことが
判明・・
発掘報告書を手に
入れたので
ついでに遺跡ウォーカー
サイトに画像を投稿

子供の頃分かっていたら
気合いを入れて
掘ったのに・・

こんなんが
あるんやもんね・・
惜しい!


右は砥石やんか・・
惜しい!



今はこのようになっています

2013年7月14日日曜日

古い鉋身の台打ち完了 仕事で使ってみる


きのうは凄い雷雨が通過
近くに何度も落雷していた
なんとか収まったので犬の様子を見に行ったら
ご覧のように・・
雷が怖く、どこかへ潜ろうとしたのだろう・・



さて、台を打っていた古い鉋身が収まったので
さっそく仕事で使ってみました


一枚刃に仕立てました




身が短いのでこのように対処




一枚刃は刃口と木端返しが命・・
刃口はできるだけ狭くします


スパニッシュ・セダー材を荒削りしてみました
切れは軽く期待が持てます


削り肌も問題なし


刃先が摩耗しやすいスパニッシュ・セダー材ですが
刃角度が30度のためか比較的刃の持ちはいいようです
刃先がかなり白くなっていますが
まだまだ切れは止んでいません
これから木口削りなどいろいろと使ってみたいと思います


2013年7月13日土曜日

今日の工房の様子


製作中の2台の19世紀ギター
ニス塗りにかかりました
Lapevotteタイプはレッドギターにしてほしいという
要望がありましたので着色しました
この後、縁飾りの色を除去しセラック・ニスを塗っていきます


裏・横は表よりもさらに濃いめに着色


ウィーン・タイプはできるだけシンプルに仕上げていきます


ニスを塗るとメープルの杢目が鮮やかに浮き上がります



ニス塗りの合間に古い鉋身の台を掘っていきます