10月6日にUPしたYouTube動画の画像を紹介しておきます
動画で最初に使った
電着ダイヤモンド砥石#800
裏面に貼り付けている#1200
以前紹介した人造砥石PAPA2000
人造砥石でも手持ちの刃の黒幕#1500は
刃物の裏を砥ぐには反応が悪く
目起こしをして使うのですが
このPAPA2000はそのままでも良く反応してくれます
これは群馬県産沼田砥・砥沢虎砥
粒度は約#1000
これはそのままでは反応が鈍いので
目起こしをして使いました
人造砥の傷は#2000でも深いので
天然砥石の#1000で研ぎ戻したくらいが
ちょうど良い感じです
愛知県産三河名倉砥・ボタン層
粒度は#2000以上
ここから仕上砥石で、これは荒めの中世中山砥
硬さはやや硬めです
そして最後に京都梅ヶ畑・中山産の戸前で仕上げました
9mm幅の小刀で鋼は安来鋼・青紙
これは試しに購入したものですが
青紙鋼の小刀は鉋同様切れが重く
仕事で使う気にはなれません・・
鎬面の様子
これは現在主に使っている小刀で9mm~12mmのものです
刃角度は22度~28度
左のものが切れが最も軽く(刃角度約28度)
順に右に切れが重いものを並べてみました
左の最も切れが軽いものと右の重いものが
青紙鋼というのが興味深く
また、刃角度の違いはほとんど切れの軽さには
関係がないのもおもしろいところです
今回の青紙鋼の小刀は右端のものと同様でした・・
左端のものは30年ほど前に刀匠に頼んで
5本打ってもらったものの一つです
価格は1本¥5000程度でした
青紙鋼の良いものが手に入ったので
ということで打ってもらったのですが
現在の青紙とは違うものとしか思えません
昭和の始め頃の初代・二代初弘や初代金井の鉋のように
青紙鋼の鉋でも切れが軽く、永切れするので
そのような鋼だったのかもしれません
他のものは使い込んでしまったので
これが最後の1本となってしまい
代わるものを探しているのですが
これに匹敵するものに未だ出合えないのです・・