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2019年1月5日土曜日

鉋研ぎ そして鋸挽き


貸し出していた
伊予砥が戻ってきたので
久しぶりに
使ってみました

YouTube動画UPしました

仕上げ研ぎは
菖蒲産と思われる
戸前を使ってみました

こちらは
補強材の製材

使った縦挽き鋸
Ripcutsawは
古い伏見鋸
谷口清三郎銘

2018年8月13日月曜日

豆四方反り鉋を砥ぎ そして使う

荒研ぎの様子

中砥の伊予砥で
荒研ぎの傷を消す

次に佐伯砥

そして中研ぎの最後に
三河名倉砥・メジロを使う

仕上げ研ぎは
山口県岩国産、杭名砥
蓮華巣板を使う





ディタル・ハープの
背面板削り 動画UPしました



2018年4月3日火曜日

義廣銘の鉋を入手

ある方のご厚意で
義廣銘の鉋身を
手に入れることができました
左のものがそうで
サイズは寸六(身幅62mm )
本物の義廣に切り銘のものが
あるのかは分かりませんが
身の造り込みは
古い雰囲気があります
 右は義に一の刻印が打たれた
寸四外丸鉋
義と一の刻印が離れて
打たれているのが謎ですが
義の字だけの刻印銘もあるので
義廣鉋の可能性も否めません

刻印銘を拡大

千代鶴是秀写真集に
掲載されている義の一字銘
刻印の字体は違いますね

参考までに
これは義廣刻印銘
道具曼陀羅に掲載されているもの

これは手許にある
田圃義廣の二寸鉋
揚羽マークもはっきりしています

身全体の様子
義廣は三代まで続いたようですが
これは後代のものと思われます

さっそく研いでみることにし
まずは切り銘義廣のベタ裏を
刃物砥ぎ用ディスク
グラインダーで適当に修正

こんな感じですか・・
あとは裏押しを終えてから
再度修正します

こちらは義一刻印銘の方
外丸鉋だったものを平鉋に変え

裏を出してみました
比較的容易に裏が出たので
鋼の焼き入れは甘めのようです

これで良しとします

裏押しを行い、砥ぎ上げてみました


使った砥石たち
左端はシャプトン
「刃の黒幕」320番
その右は荒めの伊予砥
そして羽黒砥
右の2丁は砥取家さんから
お世話になった仕上砥で
左は一本松・戸前
右端は丸尾山の硬口白巣板
上の左は最終仕上げに使った
硬口の菖蒲産蓮華巣板
その右は裏の返り取り専用の
仕上砥で
京都梅ヶ畑、中山産の硬口戸前

砥ぎ上げた切り銘義廣・寸六
研いでいると鋼の強靭さを感じ
仕上砥で砥ぎ傷を消すのに
やや苦労しました
炭素鋼系ですが、ヤスキハガネの
白紙1号を研いでいるような
感じを受けました
地鉄(じがね)はローモール錬鉄
でしょうか・・

刃先の拡大画像
(ピンボケお許しを)
刃先がやや乱れていますが
仕事で使うには全く問題ない
レベルです

こちらは義一刻印銘・寸四
焼入れが甘めの影響か
鋼の薄さの影響か
砥ぎ易い鋼でした
地鉄は和鉄と思われ
古い日本刀の地鉄のような
趣があります

甘めの鋼にもかかわらず
刃先がこのように乱れるのは
玉鋼によく見られる状態です
同じ砥石を使って砥ぎ上げても
甘い鋼は(硬度が低く柔らかい)
上の切り銘義廣に比べ
仕上げ砥石の砥ぎ傷が
深く付いています

2018年2月5日月曜日

変わったアンモナイト そしてHSS鉋砥ぎ

一見、丸い石に見えますが・・

パカリと割れると
中にはアンモナイトが・・
これはイギリス産

そしてこれは南米ペルー産の
アンモナイトを2個接着したものですが
一つの一部に白い筋が入っています
これは白い石のようですが
一旦、化石になったものが
地層のズレなどで途中で割れ
その隙間に新たに白い石質のものが
充填されたのでしょうか・・
不思議です


二つを接着したアンモナイトが
いつの間にか増えています・・


さて、こちらは天然の中砥
手前は硬口の伊予砥Iyo-to
上は山梨県産の羽黒砥(硬口)です
どちらもハイス鋼砥ぎに
威力を発揮してくれます

伊予砥はやや粗めで
硬口なので、目起こしをして研ぐと
55mm幅の粉末ハイス鉋を
切れが止んだ状態から砥ぎ始めて
1分も研がないうちに返りが出ます

これは最終仕上げ砥ぎを行った状態です
仕上砥は京都梅ヶ畑奥殿Okudo産の
硬口浅黄Asagi 
この仕上砥もハイス鋼によく反応してくれ
研磨力もあり
心地よく研ぐことができます
砥ぎ動画参照下さい

ハイス鉋とは思えない研ぎ上がりです

使った天然砥石
左から粗め硬口の伊予砥Iyo-to
その右は山梨県産羽黒砥Haguro-to
次は愛知県産三河名倉砥Mikawa-nagura-to
ここまでは中砥で
その右は仕上げ砥の京都新田Shinden産戸前Tomae
右端は京都奥殿Okudo 産浅黄Asagi


このとき他に研いだ鉋たち


2017年11月22日水曜日

四方反り鉋を使う そして砥ぎ

ここ篠山は雑木山の紅葉が美しい時期です

近所では野生のサルが出没

さて、工房では・・四方反り鉋の研ぎ
インスタ動画参照下さい
「転がし砥ぎ」

砥石は硬口の伊予砥

次に栃木県産の深沢青砥、硬口


仕上砥ぎは柿山砥






仕事で使う