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藤四郎銘組鑿の一寸、そして八分に小刃を付ける
先日紹介したように
研ぎ角度の低い(約23度)ものは
刃先に小刃を付けて使ったもの
という工藤一男氏の助言を得たので
刃先角度を約28度で小刃を付けてみました
これは一寸幅(約30mm)のもの
使った砥石
左から中砥ぎに使った佐伯Saeki砥(硬口)
その右は中砥の三河名倉砥(ボタン層)
次は仕上砥ぎに使った奥殿産戸前
さっそく試し削り
楽器製作ではこの使い方が多いのですが
鎬面が狭いので
やや使い難い感じです
これは大工さんがホゾ穴掘りで
よく使う向きですが
面がピッタリと合っているので
たいへん削り易い
ついでに八分幅(24mm)も
小刃を付けてみました
小刃の刃角度は約28度
こちらで主力で使っている
八分幅の薄ノミと削り比べをやってみました
薄ノミは今はもう打たれていない弘正銘
鋼は特殊鋼(ヤスキハガネ青紙と思われます)
手持ちのノミのなかではトップクラスの切れなのですが
藤四郎銘には及びませんでした
こちらの方が切れが軽く
コントロール性も優れています
当然と言えば当然ですか・・
裏の様子
刃角度の様子
2013年5月1日水曜日
藤四郎銘十本組鑿の六分鑿を研ぎ上げる
千代鶴是秀作と思われる藤四郎銘の十本組鑿の内
六分鑿を研ぎ上げてみました
以下の画像3枚は研ぐ前の状態
まず裏の研ぎから
最初にシャプトンの「刃の黒幕」#1500を使いました
動画参照下さい
次に天然砥石の三河中名倉(アツ層)をかけ
裏の仕上は京都梅ヶ畑・奥殿(おくど)産白巣板を使いました
動画参照下さい
次に鎬面を研いでいきます
まず荒研ぎとして、シャプトン「刃の黒幕」#320をかけ
中研ぎとしてシャプトン「刃の黒幕」#1000で研ぎました
中研ぎの続きと仕上げ研ぎの動画では
最初に産地不明の中砥(粗め)
次に硬めの佐伯(さえき)砥、そして三河中名倉のアツ層
仕上げ研ぎの最初は、中継ぎとして
京都丹波・奥ノ門産の戸前
最後に京都梅ヶ畑・中世中山産の
やや硬めの戸前を使いましたが、動画撮影後
この中山産の硬めの戸前で最終仕上げをしました
刃先は美しく仕上がっています
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