ギター製作家の視点
撥弦楽器製作家・田中清人の仕事、 趣味に関するブログ
2013年7月15日月曜日
19世紀ギターViennaタイプ フレット打ち込み
今日の作業、フレットの打ち込み
これは弦長600mmのウィーンViennaタイプ
1mm厚の板フレットを使用
ラプレヴォットLaprevotteタイプは
Suzuki音律
で
スカロップにする予定でしたが
検討の結果、
曲がりがきついところが無理・・
代案として・・通常使う1,3mm幅
の
キノコ型フレットを幅の広いものを使い
頭の断面の形状を富士山のように加工し直せば
スカロップと同じような効果が得られないかな・・
福岡県 横枕遺跡
小学生の頃
よく遊んでいた田圃が
古代遺跡だったことが
判明・・
発掘報告書を手に
入れたので
ついでに
遺跡ウォーカー
サイトに画像を投稿
子供の頃分かっていたら
気合いを入れて
掘ったのに・・
こんなんが
あるんやもんね・・
惜しい!
右は砥石やんか・・
惜しい!
今はこのようになっています
2013年7月14日日曜日
古い鉋身の台打ち完了 仕事で使ってみる
きのうは凄い雷雨が通過
近くに何度も落雷していた
なんとか収まったので犬の様子を見に行ったら
ご覧のように・・
雷が怖く、どこかへ潜ろうとしたのだろう・・
さて、台を打っていた
古い鉋身
が収まったので
さっそく仕事で使ってみました
一枚刃に仕立てました
身が短いのでこのように対処
一枚刃は刃口と木端返しが命・・
刃口はできるだけ狭くします
スパニッシュ・セダー材を荒削りしてみました
切れは軽く期待が持てます
削り肌も問題なし
刃先が摩耗しやすいスパニッシュ・セダー材ですが
刃角度が30度のためか比較的刃の持ちはいいようです
刃先がかなり白くなっていますが
まだまだ切れは止んでいません
これから木口削りなどいろいろと使ってみたいと思います
2013年7月13日土曜日
今日の工房の様子
製作中の2台の19世紀ギター
ニス塗りにかかりました
Lapevotteタイプはレッドギターにしてほしいという
要望がありましたので着色しました
この後、縁飾りの色を除去しセラック・ニスを塗っていきます
裏・横は表よりもさらに濃いめに着色
ウィーン・タイプはできるだけシンプルに仕上げていきます
ニスを塗るとメープルの杢目が鮮やかに浮き上がります
ニス塗りの合間に古い鉋身の台を掘っていきます
自然の造形美
新作のオブジェ
今朝、近所で見つけた植物
楽器装飾の参考になります
これも
これは中国製と思われる玉
ぎょく
製品
モース硬度7ほどのたいへん硬い石で
よくもこのような物を作ったものだと感心します
これも中国製
飾り台の装飾は参考になります
それらのものを参考にコクタンの薄板で作った
楽器装飾のための習作
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