2014年4月25日金曜日

工房の様子 特注モダン・タイプと修復中の19世紀ギター

これは昨日の様子
製作中のMapleメープル仕様
特注モダン・タイプ 弦長630mm




Liningライニングの溝切りの動画をYouTubeにUPしました
使っている鋸は近所のホームセンターで買ったもの
工作用の安価なものですが
手頃なサイズでこのような広めの切り幅の鋸は
なかなか無いのです
さすがに買ったままの状態では
切れに乱れがあったので自分で修正しました














これは修復中の19世紀ギター
12フレット以降の指板が薄くなりすぎていたので
その部分のフレット打ち込み部分の厚みだけ
指板を取り換えました


板フレットを打ち込んでいるところ
フレットの打ちこみ具合は音に大きく影響するので
緩過ぎず、きつ過ぎないように慎重に調整します
鋸は刃渡り75mmの畦挽き鋸を使い
アサリ幅(切り幅)はフレットに合わせて自分で調整し
目立ても自分でやる必要があります


フレット打ち込み後
自作のヤスリでフレットの高さを調整しているところ
この後、フレットの頭部を丸めます(動画参照下さい


2014年4月24日木曜日

兵庫県篠山市 石くど古墳


篠山市街地の北にある「石くど古墳」
古墳の盛り土がなくなってしまい
石室の石組みだけが残っている
奈良県飛鳥にある石舞台ほどの大きさはないが
かなりの存在感がある

すぐ近くには丹波最大の円墳とされる
新宮古墳がある









2014年4月17日木曜日

優れた天草砥と産地不明中砥でハイス鉋を研ぐ

YouTube研ぎ動画の画像を紹介しておきます
最初に使ったのは天然中砥の天草砥


程よい硬さで良く反応します
天草砥はこれまでかなりの数を試してきましたが
ここまでよく反応するのには初めてお目にかかりました


粒度は#300ほど




次に群馬県産砥沢・虎砥


これも程よい硬さでよく反応します


粒度は#400ほど
やや粒度にむらがあります




これも同じく砥沢・虎砥のやや硬めのもの




粒度は#600ほど




そしてこれは関東方面で天然砥石の調査・研究を
為されている方からお借りした
産地不明の中砥


目起こしをしたすぐは砥泥を使わなくても
よく反応しますが
再度研ぐと反応が鈍くなります


粒度は#600ほど




そしてここからは仕上砥ぎ
中継ぎに使ったのは丹波亀岡神前こうざき産巣板として
手に入れたものですが
動画の説明欄にも記しているように
地元神前で砥石の採掘と販売をされている森さんによると
神前ではこのような仕上砥は採れないということでした
おそらく森さんが採掘されている新田産の巣板を仕入れた業者の方が
神前産と思い違いをしたのではないかと推察されます・・


やや硬めの巣板ですが
ハイス鋼に異様によく反応します







そしてこれも神前産として手に入れた巣板
これもおそらく森さんが採掘された新田産のものでしょう


これも硬口ながらハイス鋼に異様によく反応します


上の巣板よりも硬いにもかかわらず
研ぎ傷はこちらの方が粗いように思われます

2014年4月15日火曜日

工房の様子 メープル仕様 特注モダン・タイプ

製作中のメープル仕様 特注モダン・タイプ
弦長630mm
以下の画像はここ2週間ほどのものです
響板のサウンドホール縁飾り


響板の補強材接着


裏板の補強材接着


ヘッドの挽き切り(メープル材)




接着されたヘッドとネック
それから製材中のヒール部(メープル材)






ヘッドの表面に薄板を接着してヘッド部は出来上がり
この後成形していく

同様のメープル仕様の製作工程はこちら
でも紹介しています

2014年4月14日月曜日

佐賀県吉野ヶ里遺跡

広大さに圧倒される・・










滋賀県で作られたものと
判明している


出土した砥石 (参照下さい) 








これは展示されていないもので図録に収録されている写真
右端の勾玉は宝石級の翡翠ヒスイ(新潟県糸魚川産と思われる)


中国前漢時代のものと思われる銅鏡
文字については