2014年7月9日水曜日

今日の工房の様子

朝、工房入り口のアジサイの花に
熊蜂さんが蜜を吸いにやって来ていました


この御方は誰・・?






夕方、犬の散歩の途中で見かけたハグロトンボ






群れで乱舞していました



こちらはギター製作の様子


鉋も適材適所
木口削りはやはり一枚刃が優れています


2014年7月8日火曜日

使い込まれた古い鉋身 義廣寸六を入手

使い込まれた古い鉋身、義廣銘・寸六
後代のものと思われます(炭素鋼)
前所有者によってうまく裏出しが為されていたので
軽く裏押しをするだけで済みました










刃先の拡大画像
刃先がやや乱れていますが
焼き戻しが足りないのでしょうか・・
しかしながら、この程度でしたら削り肌には
ほとんど影響はありませんし
これまでの経験から、これくらいの方が
刃先が強靭で永切れするような気がします


新しい掘台を購入し、収めました




鉋身がだいぶ短くなっているので
台もそれに合わせました


押金も身に合わせて短くカット


試し削りの様子をYouTube動画にUPしました


最初に削ったのは堅めで粘りの強いメープル材


深いカール杢ですが
逆目は完全に止まっています


次ぎに削ったのは柔らかめのセドロ材
これは製作中の19世紀ギターのネック材として使うもの


そして柔らかめのスプルース材
これは19世紀ギターのブロック材として使うもの


動画撮影後の刃先の状態
ほとんど変化はありません
永切れが期待できそうです


Laprevotteラプレヴォット・タイプの
ブロック材削りにも使ってみました


仕上げたブロックを接着したところ

鉋の下端調整 

鉋の下端を削るところが見たいという
リクエストがありましたので
以下はその画像です
削り台の上に乗っているのが新調した寸四鉋
この台の下端(削り面)を使えるように調整しました


左の2丁は下端削りに使った鉋
中央のものは荒削りに使ったハイス鋼の鉋(身幅50mm)
左端は仕上げ削りに使った立刃鉋(台直し鉋・身幅43mm)


手前2丁は他に使っている台直し鉋(立ち鉋)
奥のものは上に紹介したハイス鋼のもの(身幅43mm)
その右は東郷鋼のもので身幅は50mm
右端のものは青紙鋼で身幅58mm




この鉋は堅木用の中仕工(なかしこ)鉋として使うので
そのように下端も調整しました


試し削り



上の鉋とは関係はありませんが
同じ日に行った作業
製作中の特注19世紀ギター
Laprevotteラプレヴォット・タイプの横板を
曲げているところ




2014年7月4日金曜日

19世紀ギター 特注ラプレヴォット・タイプの裏板と横板の加工

昨日に続き、今日はラプレヴォット・タイプの裏板の
内側を削り込みました


使った道具たち






これは鉋身を自作した四方反り鉋


鉋加工を終えた状態
この後スクレーパーで仕上げます




こちらは横板
材は裏板と同じ木から製材したもの


かなりクセがあり、カール杢が深いMaple材ですが


自然乾燥の影響か、削り易く
逆目も容易に止まりました


厚みはこの状態で全体に約1.8mm


2014年7月3日木曜日

工房の様子 Laprevotteタイプの裏板を削る


製作中の19世紀ギター
Laprevotteラプレヴォット・タイプの裏板の
膨らみを四方反り鉋で削り出していることろ






鉋でほぼ形状が決まったら
楕円形のスクレーパーで仕上げる




この後、サンドペーパーの#150と#240で磨き
次に内側を彫っていく


一服した後、気分転換に刃物研ぎを行った