2014年9月22日月曜日

越富士銘 四方反り鉋の刃口にステンレスを埋め込む

以前紹介した「越富士」銘の四方反り鉋(身幅42mm)の
刃口にステンレスの板を埋め込みました
以下作業の様子



ここ15年ほど鉋の刃口埋めには
低粘土の瞬間接着剤を使っています
これは4gで¥100程度のもの
瞬間接着剤は熱に強く
エポキシ接着剤のように
摩擦熱で金属が剥がれるということは
これまでありません


出来上がり



現在使っている四方反り鉋いろいろ


他の四方反り鉋はこちらでも紹介しております

2014年9月19日金曜日

自作のHSSハイス全鋼小刀を研ぎ上げ、試し削り


昨日紹介した自作のHSS全鋼小刀の1本を
柄に挿げました


接着剤は以前したコニシボンドの
水性スティック状の「ハイスティック」
いろいろな素材に使え、接着力も強い
これまでいくつかの小刀の柄の接着に使いましたが
今のところ問題はありません


完全に乾くには気温20度で6時間ほどかかる
と説明されていますが
初期接着は数分から数十分でいける感じです


2時間ほど放置した後、成形




プラネットカラーでオイルフィニッシュ
ここまでは昨日の様子



今朝研ぎ上げた状態
15分ほどで研ぎ上げることが出来ました




刃先の拡大画像(約180倍)


使った砥石



早速試し削り
堅い本黒檀Ebonyを削ってみました(動画UPしました)


動画撮影後の状態


削った跡




動画撮影後の状態


動画撮影後の刃先の状態
肉眼で見るとやや白くなっている感じで
まだまだ切れは止んでいません


2014年9月18日木曜日

今日の作業 Bridge-pinとStrap-pinを作る そしてHSS全鋼小刀作り

製作中の特注Laprevotteタイプの
ブリッジ・ピンとストラップ・ピンを作っているところ




ストラップ・ピン出来上がり




すべて完成



次に、10年ほど前にハイス全鋼小刀を作るために買っておいた
木工旋盤用のバイトを加工しました


幅は13mmでちょうど良い感じですが
厚みが6mmあり、これではやや厚すぎるので
まず厚みを減らす加工
ハイス鋼はグラインダーをかけても焼きが戻らないので
たいへん作業がやり易い


長さが1本にするには長すぎてもったいないので
短めのものを2本取ることにしました
柄に接着固定で挿げれば問題なく使えると思います


2014年9月16日火曜日

工房の様子、膠とセラック・ニスのテスト・ピース

湯煎した膠・ニカワの状態を確認しているところ
この御方にはいつもお世話になっております


膠の濃度は接着する素材や部位によって変える必要がありますが
その様子を確認しているところ
乾いた状態でどのようになっているかが特に重要なので
膠を湯煎する度に、こうして割り箸に塗って確認しています




日本で精製された漂白セラックを
知人から少し分けてもらったので試してみました
上に塗った部分が日本で精製されたもの(参照)で
下はここ25年ほど使っている
ドイツで精製されたものです(参照


日本のものの方がより透明感がある感じです






塗り上げた後、約24時間経った状態の塗膜を
アルコールを含ませた布で擦ってみました
(上部の白く曇ったところ)
指で触った感じも塗膜の状態はほぼ同じです
あとは価格と鮮度で決めれば・・といったところですか・・
他にはここでも手に入れることができます
この販売サイトのDewaxed SUPER BLONDEが
漂白セラックに該当します

漂白セラックは劣化が早く、劣化すると
アルコールに溶けなくなるので
私は冷凍保存しています
これまでの経験では、手に入れた状態が新しければ
常温保存で3年ほどもちますが
夏場などはフレークが硬く固着してしまうので
冷凍保存しています

それに比べShellac Lemonなど
精製回数が少ないものは常温保存でも
固着することはなく10年ほどは大丈夫です

以前(30年ほど前)日本で売られている漂白セラックを
購入したら、買った状態ですでに劣化しており
アルコールに溶けないものもありました
ですからその後はドイツのメーカーから
直接購入するようにしています
紹介したHammerlのものは
いつも新鮮な状態で手に入れることが出来ています





製作中の2台のギター
ニス塗りを終えました



こちらは修復中のフランス製Gelasマンドリン
ブリッジを接着したところです
オリジナル・ブリッジは破損していたので
作り換えました


2014年9月12日金曜日

工房近辺の秋 野生化したアサガオと木瓜の実

工房近くの小川の土手に
野生化したアサガオが咲いていました


午前7:30頃






こちらはアサガオの側で茂っていた蔓性の草


花が咲いているようですね・・


ハナムグリと


大きめのアシナガバチが寄っていました



こちらは以前紹介したことのある
大きめの甕に植え木瓜の木


実を収穫しました・・
といっても小さいので
どうしようもない感じです・・


とりあえず、ブドウとミニトマトと一緒に
記念撮影