2016年3月2日水曜日

特注小型モダン・タイプのヘッドを加工する

ヘッドはメープル材




これは刃幅1mmのノミ


これは買った時点で細い身がかなり歪んでいて
さらに焼戻しが足りなかったのか
刃先がポロポロこぼれ、とても使える状態ではなかった
仕方がないので、自分で一旦焼きなまし
歪みを矯正し、再度焼入れ・焼戻しを行ったもの

この作業には欠かせない鎌鑿Kamanomi





2016年2月23日火曜日

工房の様子 特注小型モダン・タイプのネック材

これはヘッドになる部分
Mapleメープル材





これはヒール部分
これもメープル材で
チェロ用のネック材から転用したもの



ネック部分は軽いセドロ材
これにメープルのVeneer突板を巻きます


2016年2月19日金曜日

特注小型モダン・タイプの響板と裏板

特注モダン・タイプ(弦長640mm)の響板
30年以上寝かせたドイツ・スプルース

サウンドホールの縁飾りを入れる準備

接着後の削り




こちらは裏板にするメープルMaple材

荒削りに使った古い会津鉋

使用後の刃先の状態
かなりの量を削り、刃先がやや白く磨耗していますが
まだ切れは止んでいません

仕上げに使った初代・金井芳蔵 寸八

メープルの深い杢も
完全に逆目が止まっています




2016年2月17日水曜日

デュオ・パコダによる19世紀ギター二重奏



2月6日、大阪のフェニックスホールで行われた
ギターコンサート「ギターの非日常」から
稲川雅之氏と金谷幸三氏の二重奏が
YouTubeにUPされましたので紹介しておきます


Bachバッハの Goldbergゴルドベルク



使われたギターは拙作の二台のLaprevotteタイプ

2016年2月14日日曜日

因幡砥で細いノミを研ぐ そして寒椿

1月3日に山歩きに行った際(参照
持って帰っていたツバキの固い蕾Tsubomiが
いつの間にか開いていた
1ヶ月以上も経っているのに驚き・・


さて、こちらは先日紹介した
鳥取県産因幡Inaba砥
緻密で硬めの石質なので
細い刃物を研ぐのに向いていると思い
刃幅1.5mmのノミを研いでみました

よく反応し、心地よく研ぐことができます

研ぎ上がりも問題なし


古いマンドリンの修復で使ってみました