2016年8月17日水曜日

工房裏の様子 長光鉋 そしてユリの花

工房裏ではユリの花がボチボチ咲き始めました




さて、工房では
古い長光銘の寸四鉋を


古い長台に収めました




鋼Haganeは炭素鋼系
長光は切れに鋭さがあります

さっそく仕事で使ってみました
製作中の特注ギター2台の
響板と裏板の接ぎ付け

2016年8月16日火曜日

工房の様子 次の製作に取りかかる そして大鏡

これから2台の特注ギターの製作に
取りかかります
こちらは特注19世紀ギターKiyondタイプ
弦長635mm
横・裏板はMapleメープル材を使ってほしい
という要望

こちらの複雑な木目に虎杢交じりのものか


素直な虎杢のものか
どちらを使うか注文主に打診中
ニスを塗ると杢はもっと鮮やかになります

響板は30年以上寝かせたドイツ・スプルース
この画像は材質を確認するために
表面を少し削った状態ですので
まだ日に焼けた褐色部分が多いですが
接着して削り込んでいくと
さらに白くなっていきます


こちらは特注モダン・タイプに使うRosewoodローズウッド
弦長640mm

響板は同じく30年以上寝かせた
ドイツ・スプルース


以下は平安時代後期に書かれたとされる「大鏡」から
気になるところを覚書としてUPしておきます 



玄上という銘の琵琶が登場する件Kudari
参照・琵琶合

当時の宮廷女性の教養の高さが窺い知れる件
この頃には紫式部による源氏物語は
世に出されていたので
そういった女性文学者が輩出された平安時代は
世界でも希に見る文化の高みに達していたと言える

朝鮮半島と九州北部、現在の福岡県との
海の中間地点にある壱岐・対馬
そこでの出来事
日本と新羅の関係を垣間見ることができる

以下は個人的な興味 

青海波の舞(竜宮の舞)とはいかに・・

2016年8月15日月曜日

古い琵琶の修復 象牙の加工

これから覆手の先端を接着し転手と柱を作っていく


接着完了


転手(絃巻き)の輪郭、出来上がり

五絃の覆手には柱を二本セットするので
一本作り足す




土台部分、出来上がり

これは柱部分

組み合わせて出来上がり

セットしたところ

ついでに修復中の古いマンドリンの
テール・ピンも作っておく
オリジナルはピンの頭の直径が大きいが、
これだと現在市販されている弦の留ループの
大きさと合わないので、現代仕様の頭にする 


2016年8月14日日曜日

夕日と夕月 そして古い琵琶の修復 

昨日13日は盆の行事を済ます
以下の写真は移動中の様子
月以外は走っている車中から撮影したもの







そして今日の工房の様子
修復中の古い琵琶の覆手(駒Bridge)を
四絃から五絃にする作業


古い琵琶の修復