2017年10月14日土曜日

修復中のシュタウファーギター出来上がり 

修復中の19世紀ギター
弦を張る準備を行っているところ
他にブログで紹介しているページ

ナットを収めるところが不均一なので
鋸がわずかに挽き目を入れ

ノミで均す

ナットとサドルを作っていく


ブリッジピンを収める準備






出来上がり
弦長560mmのテルツ・ギター

2017年10月12日木曜日

8弦ギター用の糸巻のツマミを作り換える

8弦ギター用の糸巻のツマミがアクリル製で
自分の好みではないので
作り換えることにした

黒檀Ebonyで作り換える






穴あけはフリーハンドがやり易い
インスタ動画参照下さい



ついでに破損した自作の19世紀ギターの
ツマミ1個も作り換える

こちらは8弦ギターのもの


厚みの形状を仕上ていく


240番のサンドペーパーで磨いたところ

次に320番のサンドペーパーをかけ
セラックニスを塗り
それが乾いたらスチールウール000で磨き
布で空磨きをして出来上がり

エポキシ接着剤で固定して完成



こちらは19世紀ギターのもの(右端の1個)

2017年10月9日月曜日

木地磨き そしてニス塗り

製作中の2台のギター
木地磨きを終えた状態


使ったサンドペーパー

空研ぎ用のサンドペーパー各種
私は木地磨きにはこれだけで済ませています
荒磨きは#150、仕上げは#220か#240




8弦ギター 弦長650mm

バロックギター 弦長650mm




バロックギターの響板に着色

使ったニスはプラネットカラー(オイルニス)の
ライトオークル色

古色仕上げ
この後セラックニスを少し塗ります

横裏の下塗りを終えた状態

2017年10月7日土曜日

山下陽子さんの絵

ウェブ上でたまたま目にした
山下陽子さんの版画
アンモナイトを二つ合わせたようなモチーフに
手持ちの自分で接着したアンモナイトを連想した

これですね・・

それからこれはドイツ在住の芸術家
八嶋美和子さんが描かれた絵

私が同じくらいの大きさのアンモナイトを
二つ接着しようと思い立ったのは
この形が隼人紋に似ているからなのだが
山下陽子さんと八嶋美和子さんが
何故このような形状のものを描かれたのか
興味が湧くところであります・・

山下陽子さんの絵には不思議な雰囲気があるので
画集でもないかな・・とネット検索したら
「アナムネシスの光芒へ」という
不思議なタイトルの画集が見つかったので
手に入れてみた・・

アナムネシスは魂の記憶の想起という意味らしいが
そういった概念を連想させる絵を描いている
15名の画家が紹介されている
ところが多くの絵がオドロオドロしく
もっと健康的でカラっとした絵が
あってもいいのでは・・と思ってしまった
そんな中で、これはいいなぁと感じたもは
瀬戸照Akiraさんと山下陽子さん

瀬戸照さんの絵
タイトルは「石」
自然のものをそのまま描いたものと思われるが
カラっとしていて好感が持てる

そして山下陽子さんの絵
幻想的でもオドロオドロしさがなく
さわやかで美しい
ルドン風の異次元を感じさせる雰囲気もある

こちらは山下陽子さんが挿画を描かれた
A・タルコフスキーの小説
映像作家が書いた小説ということもあるのか
読んでいると情景が鮮明に浮かんでくる
読み進める途中に現れる山下陽子さんの挿画がまた良い
登場人物の主人公は実在した人物で
1822年に亡くなっている
先般修復したディタル・ハープが作られた頃の人物でもあるので
感慨深いものがある・・


これは本を撮影していて
誤ってシャッターを押してしまい
写っていた室内
何だか幻想的・・?