2017年10月7日土曜日

山下陽子さんの絵

ウェブ上でたまたま目にした
山下陽子さんの版画
アンモナイトを二つ合わせたようなモチーフに
手持ちの自分で接着したアンモナイトを連想した

これですね・・

それからこれはドイツ在住の芸術家
八嶋美和子さんが描かれた絵

私が同じくらいの大きさのアンモナイトを
二つ接着しようと思い立ったのは
この形が隼人紋に似ているからなのだが
山下陽子さんと八嶋美和子さんが
何故このような形状のものを描かれたのか
興味が湧くところであります・・

山下陽子さんの絵には不思議な雰囲気があるので
画集でもないかな・・とネット検索したら
「アナムネシスの光芒へ」という
不思議なタイトルの画集が見つかったので
手に入れてみた・・

アナムネシスは魂の記憶の想起という意味らしいが
そういった概念を連想させる絵を描いている
15名の画家が紹介されている
ところが多くの絵がオドロオドロしく
もっと健康的でカラっとした絵が
あってもいいのでは・・と思ってしまった
そんな中で、これはいいなぁと感じたもは
瀬戸照Akiraさんと山下陽子さん

瀬戸照さんの絵
タイトルは「石」
自然のものをそのまま描いたものと思われるが
カラっとしていて好感が持てる

そして山下陽子さんの絵
幻想的でもオドロオドロしさがなく
さわやかで美しい
ルドン風の異次元を感じさせる雰囲気もある

こちらは山下陽子さんが挿画を描かれた
A・タルコフスキーの小説
映像作家が書いた小説ということもあるのか
読んでいると情景が鮮明に浮かんでくる
読み進める途中に現れる山下陽子さんの挿画がまた良い
登場人物の主人公は実在した人物で
1822年に亡くなっている
先般修復したディタル・ハープが作られた頃の人物でもあるので
感慨深いものがある・・


これは本を撮影していて
誤ってシャッターを押してしまい
写っていた室内
何だか幻想的・・?

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