2018年11月16日金曜日

去来抄 読み下し




俳人 松尾芭蕉の弟子
去来が書き著した「去来抄」
安永四年(1775年)に
翻刻出版された影印本の
読めない「くずし字」の
参考にしようと思い
岩波の大判文庫と比べていたら
違いがずいぶんがある
大意は同じなので問題ないが
底本が違うとこうも違うのか
と、ちょっと驚いた

2018年11月14日水曜日

工房の様子 そしてラブラドライト


製作中のディタル・ハープ
ニス塗り前の
最後の作業です



こちらは
新に手に入れた
ラブラドライト
このような色合いのものは
大変珍しい

下の二つは
一般的な色合いのもの

2018年11月12日月曜日

宇野浩二と平野啓一郎

この秋に発売された
平野啓一郎の小説
「ある男」が届いた

いま読み返している
75年前に出された本と
比べてみると
いろいろと興味深い

宇野浩二の本は昭和18年発行
昭和18年は大東亜戦争の真っ只中
そんな時でも本が出版されていた
というのは驚く・・5000部発行

こちらは昭和28年
1953年発行の小説集





宇野浩二の文体というか
紡ぎ出される世界が
平野啓一郎ものと
同様に感じるのは
どういうことなのだろう・・
たとえば
平野啓一郎の「ある男」と
宇野浩二の「晴れたり君よ」を
数行ずつ交互に読んでも
違和感がないのです・・

2018年11月11日日曜日

秋の日差し 


穏やかな朝日を
受けて咲く秋の花


そして小さな昆虫
ハッカハムシらしい・・
翅の表面のデザインと
質感に驚かされる・・

工房の様子
鑿・ノミ研ぎ



2018年11月10日土曜日

謎のアンモナイト Ammonite

アンモナイトのなかには
殻の表面に太めの溝が付いた
種類が存在します
上段右はプゾシアPuzosia
左はキッチニテスKitcinitesu
中段右は種類不明
左はエオゴードリセラスEogaudryceras 
下段右もエオゴードリセラス
下段左はテトラゴニテスTetoragonites

この画像は上のものを
やや拡大したものですが
右上の不明のものは
販売されていたサイトでは
テトラゴニテスTetoragonites
として紹介されていたのです
ところが
よくよく観察してみると
テトラゴニテスではないのですね

側の溝の様子を比べてみると
右端のテトラゴニテス
とされていたものは
その左のエオゴードリセラス
と同様のパターンで
「への字形」の曲線に
なっているのです
テトラゴニテスは直線状なので
明らかに違っています

溝の角度と間隔を比べてみると
上の不明のものは
溝の角度は
エオゴードリセラスと同様ですが
間隔はそれよりも狭くなっています
アンモナイトはまだまだ
未知の領域が多いですね・・

因みに、これも
テトラゴニテスと
されているものですが
渦の巻き方も溝の角度、間隔も
上に紹介したものとは
ずいぶん違っています