2023年4月6日木曜日

モーツァルトとフォルテピアノ

モーツァルトが活躍していた頃の鍵盤楽器は弦を鳥の羽ではじいて音を出すチェンバロからハンマーで叩いて音を出すフォルテピアノ(ハンマークラヴィーアHammerklavier)に移行していた時期で、モーツァルトも21才のときにアウクスブルクを訪れた際に鍵盤楽器製作家のシュタインの工房でフォルテピアノを弾かせてもらっている。音の強弱をつけることができ、音質も豊かなフォルテピアノをモーツァルトはたいへん気に入り、それ以来フォルテピアノを使ったとされている。

製作家のシュタインは演奏も達者だったようで、モーツァルトの手紙では「三台のピアノのための協奏曲」の公開演奏会ではシュタインが第三ピアノを担当したと書かれている。

また、シュタインの工房を訪れた際のシュタインの話を説明している手紙では「彼のピアノは寿命が長いという評判で、響板が割れたり、裂けたりしないように注意しているということです。ピアノ用の響板を仕上げると、それを大気、雨、太陽熱、などあらゆる魔物にさらして、それで割れ目を作り、木片をそこに膠(ニカワ)で接着します。そうすると強くしっかりした響板になるということです。もし板に割れ目ができれば、彼はまったく御満悦です。今後それ以上のことが起きないという保証になりますからね。ときどき彼は自分で刻みを入れて、もう一度ニカワで固め、ほんとうに強固なものにします。」と書かれている。

シュタイン製フォルテピアノ
1775年作

シュタインの肖像画
白水社刊行
モーツァルト書簡全集
から部分転載



モーツァルトが使っていた
ヴァルター製フォルテピアノ
1781年製
黒鍵盤は黒檀、白鍵は牛骨が
貼られているらしい

2023年4月5日水曜日

昔の道具 古い鋸


知人が古い道具を
持ってきてくれた
山林作業用のものか・・
いろいろと興味深い





これは竹挽き用か・・
刃渡り45cmは
かなり大きく感じる



これは丸太の皮剥きと
思われる

このように使うらしい

2023年4月4日火曜日

桜、さくら、サクラ!

 近所で花見
今年は何か異様
例年なら時期がずれて咲く桜が
一斉に咲いている・・







2023年4月2日日曜日

ギター製作準備


次に製作するギターの準備

スプルース
補強材の挽き出し

19製作ギター
Laprevotte タイプの
ネックとヘッド


モダン・タイプの
ネック、ヘッドと
ブロックを挽き出す
材はセドロ


このように組み合わせる


縁飾り
メキシコ貝と黒蝶貝を象嵌
Inlay

2023年4月1日土曜日

花満開の絵 そしてシカモア材


骨董商の知人が
持ってきてくれた
古い絵

花が満開

署名は爰濤 entouか

こちらは
新たに入手した
シカモア材
19世紀ギターのヘッドになる