2009年8月3日月曜日

鉋屑 木細胞

今日はギターの表板と裏板の 鉋(カンナ)かけを行いました これは仕上げが終わった状態

寸八の仕上げ鉋は名工・三代目千代鶴こと 今は亡き落合宇一氏の「三水」銘のものです 鋼は炭素鋼と思われますが 研ぎあがりの冴えと切れ味は すばらしいものがあります 鉋台は削ろう会発足に尽力されたことでも知られる 名古屋の青山鉋店の青山駿一氏に打ってもらいました 氏には私が独立する前からお世話になっています

寸八鉋とは このように削り巾が一寸八分(約5.5cm)の 巾を削ることのできる鉋のことをいいます 鉋の刃先の巾は6cmほどありますが 平らなところを削ったときに段が付かないように 両側を少し研ぎ落していますので 削り巾は5.5cmほどになります

この鉋屑を顕微鏡で覗いてみました

これは約150倍に拡大したものです 丸い玉のようなものは何なのでしょうか・・ 材種はヨーロッパ・アルプス産のスプルースで 製材されてから30年ほど経っているものです
さらに拡大してみました 丸いものは木細胞の一部でしょうか・・

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