2009年8月3日月曜日

鉋屑

今日はギターの表板と裏板の
(カンナ)かけを行いました
これは仕上げが終わった状態





寸八の仕上げ鉋は名工・三代目千代鶴こと
今は亡き落合宇一氏の「三水」銘のものです
鋼は炭素鋼と思われますが
研ぎあがりの冴えと切れ味は
すばらしいものがあります

鉋台は削ろう会発足に尽力されたことでも知られる
名古屋の青山鉋店の青山駿一氏に打ってもらいました
氏には私が独立する前からお世話になっています












寸八鉋とは
このように削り巾が一寸八分(約5,5cm)の
巾を削ることのできる鉋のことをいいます
鉋の刃先の巾は6cmほどありますが
平らなところを削ったときに段が付かないように
両側を少し研ぎ落していますので
削り巾は5,5cmほどになります





この鉋屑を顕微鏡で覗いてみました





これは150倍に拡大したものです
丸い玉のようなものは何なのでしょうか・・
材種はヨーロッパ・アルプス産のスプルースで
製材されてから30年ほど経っているものです





さらに拡大してみました
丸いものは木細胞の一部でしょうか・・

3 件のコメント:

R さんのコメント...

あ・・・、ほんとうだ、このまるいつぶつぶは、木の細胞のように見えます。製材されて30年もたつのにこのように美しい細胞らしきものがはっきり見えるなんて・・・
(-0-)うっとり・・・
生きとし生けるものすべての生命力、すばらしいです。
人間もこの地球に生かされているのだから自然と謙虚に向かっていくべきです。(-0^)

kiyond さんのコメント...

コメントおおきにです。
木は樹木としての生命を終えてからも
木材として数百年生きることができるのだそうです。
日本のヒノキは、たとえば1000年の樹齢の木は
伐採されてから、木材として1000年の寿命があると言われています。
楽器の響板に使われるスプルースは、伐採されてから
250年ほどで木細胞内のミネラル分が結晶化していき
木の強度が増し、その後250年で元の強度に戻るということです。
つまり500年以上の寿命があるということになります。
木は偉大ですね。

R さんのコメント...

木の生きていく過程において人間の一生なんてちっぽけなものですね。
けれどもだからこそ与えられた命に感謝して生きていかなければならないのですね!!(^人^)