三台製作中の小型箱型ハープの側板は
二台はウォルナット、そしてもう一台は
モアビを使うことにしたのですが
このモアビが手ごわいのです
美しい玉杢が入っているのですが
強烈な逆目で、おまけガンコなのです
それほど堅いものではなく
小刀やノミで削る分には問題ないのですが・・
なんとか逆目も止まり
仕上げることができました
立鉋は表面が荒れるので私は使いません
仕上鉋は粉末ハイス鋼の寸八
鉋身の仕込み勾配は九分(参照)
これは荒削りに使った燕鋼の鉋ですが
上の板(20cmx25cm)を1mmほど
削っただけで、ご覧のように刃先が白く摩耗し
切れが止まってしまいました
強靭な燕鋼がこれほどやられるとは・・
ですが、このモアビは見た目は美しいし
反応はほっこりとしていて
高音用の楽器には向いているような気がするのです