スウェーデン炭素鋼の寸六鉋が欲しいな・・と思ったので
古い鉋を探してみたが
なかなか良さそうなものが見つからなかった
仕方がないので現代製の新しいものを購入してみましたが
こちらでは仕事に使えるレベルではありませんでした・・
何故・・? 不思議です・・
右が現代製のスウェーデン炭素鋼の寸六
銘はモザイクをかけ伏せておきます
左は炭素鋼の古い長光銘寸六(参照)
刃口の様子
右が現代製、左は昔の長光銘
刃角度はどちらも約28度
深い杢のカーリーメープルを削ってみました
これは現代製の寸六
こちらは長光・寸六
動画撮影後の刃先の様子(現代製)
そろそろ切れが止む感じです
長光・寸六
やや刃先が白く磨耗していますが
まだまだ切れは軽く健全です
その後深い逆目と杢が入っているウォルナット材を削ってみました
現代製のものは少し削っただけで
切れが止んでしまいました
こちらは長光・寸六
しばらく削りましたが、まだまだ刃先は健全です
2017年2月現在の様子
台の仕込み勾配は八分勾配(約37度)
刃の砥ぎ角度(刃角度)は約29度
2 件のコメント:
耳の取り方が2段になっているのは意図的にされているのでしょうか??
私は削りの際に、カタカタと刃先が踊ってしまい材料に凹凸を残してしまうことがあります。
どうやら要因の一つに鉋刃の先端と台の密着不足があるのでは、と疑っています。
それ以来、耳を落とすのは極力小さく鈍角にしたほうがいいのではないかと思案しています。
もしかしたらそのような意図なのかな?と思いコメントさせていただきました。
コメントありがとうございます。ギターを製作する場合、薄い板を削ることは重要なので、鉋刃の両端が板に当たることは極力避けるように気を付けています。ですから、寸八鉋は寸六くらいに、寸六鉋は寸四ほどの削り屑が出るように、多めに耳落としをしています。その影響で二段耳落としになっています。
鉋がけの際にカタカタと刃先が踊るのは耳落としとは関係はないように思います。それよりも、台の削り面の精度、刃口と台尻の間の透かし具合に問題があるのではないでしょうか。
以上、ご返答致します。
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