2012年5月19日土曜日
2012年5月14日月曜日
中世中山仕上砥二種類で鉋身を研ぐ
YouTubeにUPしている研ぎ動画の
画像を紹介しておきます
これは中研ぎの最初に使っている
上野(こうずけ)国(群馬県)産
砥沢・虎砥(沼田・虎砥)
粒度は約#1000
研いでいる鉋身の鋼(はがね)は
1970年代のスウェーデン鋼
次に使っているのは
丹波亀岡・岡花産青砥
粒度 約#1200
上野国(群馬県)産瓢箪・沼田砥
粒度#1500程度
ここからは仕上げ研ぎです
まず最初に使っているのは
中継ぎ用の粗めの仕上砥
これは昔の木工職人が使っていたもので
おそらく中山産のものだろうと思われます
ザクザクとよく反応し
あっという間に中砥の傷を
消すことができました
そして新たに「さゞれ銘砥」から
手に入れた中世中山仕上砥
やや硬めですが反応よく
心地よく研ぐことができます
中央上部に太い筋があり
一応除去しましたが、まだザリザリと
当たるところがあります
ですが地鉄(じがね)や鋼(はがね)に
傷は付かないので
それほど気にすることはないようです
地鉄(じがね)にはやや荒めの傷か付きますが
鋼はほぼ鏡面に仕上がります
鋼はほぼ鏡面に仕上がります
この仕上砥は研磨力が強いので
岡花産青砥(粒度約#1200)で研いだ後に
使ってみましたが
少し時間をかければ(3分ほど)
ここまで仕上げることができます
仕事で使うにはこれで充分です
鉋身は藤井刀匠作・玉鋼寸八
これも今回「さゞれ銘砥」から手に入れた
中世中山仕上砥
これは硬めの鏡面仕上げ用ですが
良く反応し、心地よく研ぐことができます
2012年5月10日木曜日
2012年5月9日水曜日
2012年5月6日日曜日
グレン・グールドのオルガン演奏
グレン・グールドがバッハの「フーガの技法」をオルガンで弾いているCDが昨日届いた。仕事をしながらずっと聴いているが、仕事に集中できる度合いが深い。
バッハの「フーガの技法」は好きな曲の筆頭に挙がるものなので、若い頃からいろいろ聴いてきたが、グールドのオルガンは格別である。「フーガの技法」はバッハの絶筆とされている曲で未完のものである。この最後の音符から最初に戻っても何ら違和感がないのがおもしろいところで、これは漫画家・手塚治の絶筆の未完作品「ネオ・ファウスト」が、途切れているところから最初に戻ってもスートーリーが繋がるのと同じで興味深い。
手塚治のネオ・ファウストはゲーテの小説「ファウスト」を元にして描かれているものだが、テーマを進展させるために時間の流れを行き来させ、過去・現在・未来がリンクされている。フーガの技法も同様で、フーガを進展させるとどうしてもある時点で最初に戻る必要性を
バッハは感じていたのではないか。
バッハは感じていたのではないか。
登録:
投稿 (Atom)