昨日YouTubeにUPした動画の
説明として以下を紹介しておきます
これは修復中の古いマンドリンですが
内部の補強材がほとんど剥がれているので
これらを一旦取り外し
これから接着しなおすところです
これはYouTubeにUPした動画を
撮影し始めた状態ですが
接着剤を軟化させるため
補強材の接着部にキッチンペーパーを置き
それに水を含ませ
途中2時間ほどおきに水を補給し
6時間ほど経った状態です
これは動画撮影後の状態
白く見えるのは、これまで為されてきた修理・修復で
使われた水性ボンドと思われる接着剤です
画像向って左端の補強材はニカワで接着されているので
難なく剝すことができました
中央のものも水性ボンどが軟化していたので
簡単に剥がせましたが
右端のものには白い水性ボンドの他
エポキシ系の接着剤のようなものが使われていて
水では軟化しておらず
剝すのに苦労しました
動画撮影後
以前の修理で接着されていた
他の部材も剥がしました
ついでに歪んだ響板を
電熱アイロンで矯正
以上、水でニカワを軟化させて
接着部を剝す方法を紹介しましたが
次に電熱アイロンでニカワを軟化させて
接着部を剝す方法を紹介しておきます
以下・・
高温に設定した電熱アイロンを当てているところ
ニカワが軟化したのを見計らって
ヘラを差し込んだところ
これをグルリと周囲に施し
響板を剝した状態
この楽器は電熱アイロンで剝すことができましたが
響板の周囲に複雑な装飾が入っている場合は
横から鋸でカットする場合もあります
次にブリッジを剝す
完了