弥生時代の遺跡から出土する巴形銅器にも右巻きと左巻きがありますね・・
それから、新たに三つ巴軒瓦が集まりました
左は大分県、右は奈良県のもの
こうしてみると、左巻きの方が多いようですね
近所を散歩していたら
こうしてみると、左巻きの方が多いようですね
近所を散歩していたら
「左三つ巴」の軒瓦があるのを見つけました
ここ丹波篠山では「右三つ巴」しかないのか
と思っていましたが
左巻きもあったのですね・・
どちらにしても、この軒瓦は播磨系とされているので
ここ丹波篠山と、南西に位置する播磨は
何か共通したものがあるのでしょう
それはおそらく「銅」が関係しているものと思われます
どちらの地域にも
弥生時代に金属加工に使われたとされる
手焙り形土器が出土しているのもそうですしここ丹波篠山の私の工房近くには
丹波地域最大の前方後円墳である
車塚古墳があります
車塚と名付けられた古墳は
関東から関西にかけて多く存在しますが
(遺跡ウォーカーで車塚古墳で検索してみてください)
歴史言語学者の川崎真治説によると
クルマはウル・シュメール語のググ(亀)が
転化してクウヅマになり、それが
さらにクルマとなったものだとされています
つまり亀をトーテムとする民族というわけです
因みに鹿児島県の種子島の方言では
亀のことをクウヅマと言い
京都府与謝郡ではガンダメと言うそうです
古代丹波の地は銅鐸文化圏でもあり
古来から銅の産地として知られ
それをめぐっての争いが絶えなかったようです