3月5日、6日は福岡に行ってきました
今回は、かねてから
一度は行っておきたいと思っていた
春日市にある「奴国(なこく)の丘歴史資料館」に
足を運びました 参照
福岡県春日市は、弥生時代の貴重な
考古資料が発見されている所として有名ですが
何と言っても青銅器や鉄器の工房跡の多さは
特筆ものでしょう 参照
資料館の展示物もこれらに関するものが
中心を成していましたが
砥石の出土物の多さにも驚かされました
まずこれを見て頂きたいのですが
これは仁王手A遺跡で発見されたもの
だそうですが、このように
これぞ砥石といった顔をした出土砥石には
なかなかお目にかかれません
それに、よく使い込まれていて
ほれぼれとしてしまいます
(長い方の砥石は長さ22,6cm)
上に挙げた鉄器は、上の砥石といっしょに
出土しているものですが
おそらくこのような刃物が研がれていたのでしょう
砥石の上を、刃物が滑らかに
動いているのが目に見えるようです
そしてこれは伯玄社遺跡から
出土している砥石ですが
このような磨製石器にも
使われていたようです
それからこのような、玉(ぎょく)を
加工したとされる砥石も発見されていました
これは福岡の実家の納屋で
たまたま見つけたものですが
なぜか、上に紹介した出土砥石と
同じようなものに見えてしかたがないのです・・
この砥石は亡くなった父親が
使っていたものだと思うのですが
父の弟は大工の棟梁だったので
そっちの方から渡ってきたものかもしれません
この砥石については、後日紹介しようと思っています